第2話虚栄心の塊


ーこのゲームを冷静に考えるとこういうことになる


家族愛で、💛を1ゲットするーそして10ポイントたまれば勝利


ーーつまり、経済度外視である


ゲームが展開してるのは、学園祭のど真ん中、舞台ステージの上

ーーおまけに、ステージがあるのは、運動場という一般ゲストの方も見やすいところ

〇ゲームに参加する、人物は、挙手で集めたーー断じてサクラではない


ーー男は理解していない、自分が何をしてしまったかー別に、ルール上二つのグループが同じルートを進んではいけないというわけではない


ーーもちろん、このままでは、「一般住宅ルート」が、楽になるため「一般住宅ルート」は、少し厳しめに「進行」を続ける


ーー潰したい相手をよほど潰したかったのか、何度も挙手し、潰したい相手(ゲームマスター&司会者)が、指名しなくてはいけない状態を作ったこと

その時の状態を一言で、あらわすのならこういうことになる


司会者は「みなさん、こんにちは、今日は「クロッカス」のゲーム見に来てくれてありがと~☆

どうも、鬼から作られた人間、でおなじみーー緑子で~す、さてそれではゲームルールを説明しちゃうよ」

緑子(?)は冷や汗をかくーー(あぶない、「式鬼」の解除間に合ってよかった

さりげなかったかな、気づかれてないよねよしーこれで終わり)


ーー〇の内容を口当たりよくしゃべる、

「さて、ではやりたい人」


ーー緑子は、この時点で式鬼の無力化に成功していた

つまり、男が「切り札」にしているものは使えない



「はいはいあはいあいはいあはいあい」

口に青筋を浮かべーー両手を上げ続ける

「ええとほかにいませんかねーでは、お父さん、前へ」


ーー娘も渋々あげる


ーーこれは、緑子(?)にとって、ある程度予想していた事態ではある

こうなったら、面白いかなくらいの


ーーしかし、不正はしないーーむしろ、男との過去を今だけでも忘れることにする


ーーゲームが進行していく


ーー進行するうちに、「母」役の部長(男)は何度も苦戦を強いられる

それは、男の意見を変えるのが難しくどうみても、仕事という意味でも家庭という意味でも「悪辣あくらつ」な意見がよくでることである



ーー結果、当然のことながら「男」は敗ける

ーーそれどころか、あまりにひどいプレイスタイルに、一般人が半ばキレかけている


娘はいたたまれなさそうにしてるーー男の帝王学に敗北はあり得ない


ーだが、ありえた、ありえてしまった、だから、娘に次を託し


ーーー娘は少し前の世界へいった

ーー時をさかのぼるー一生に一度しかつけない大技だ


だが、逆上した父に使えと言われたのだーー使う


ーー今度はゲームをクリアするために


緑子は変な服装に、かつら、仮面ーーヘリウムガス等で声を変えてる


ーーつまり、だれだか、不明

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