第6話Luna
「おじさん」から電話が来ると
ルナのママは団地の下に降りる。
10分間で帰ってくる日は、帰ってすぐ風呂へ入り鍵をかける。
1時間帰って来ない時は駐車場の車でSEXしてる。
おじさんは、ママに薬を与えた
ママは体を売っていた。
クリスマスイブにサンタを迎えに行くって言って出ていくと帰って来なかった。
保護されたルナは、別れた父方の実家へ引き取られた。
おじいちゃんおばあちゃんはすごく優しく躾にも厳しかった。
だけどクリスマスには必ず枕元にプレゼントを置いてくれた。
ルナは愛された。
心の奥底に真っ暗な記憶をしまい込んだ。
幸せを全力で演じて生きる決意をしたから。
ルナと私は似てる。
シンパシーを感じた。
人を信じず
心の奥底に傷を隠しながら生きてきた。
ルナは私
私はルナ。
2人は一心同体
そう感じたのだ。
私はルナを傷つける物を排除してきた。
ルナの幸せが自分の喜びだった。
カーリーヘアに健康的でスタイルがよかった。
自慢のソウルメイト。
クリスマスになると悲しい記憶を封印した。
ルナは私が安定剤を飲むのを嫌がった。
時には全てをトイレに流した。
そして抱きしめながら
私を1人にしないからねと言ってくれた。
ルナは私
私はルナ
2人は一心同体だった。
月に抱かれて 満月あかり @Moongetsu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。月に抱かれての最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
心の癌/主道 学
★18 エッセイ・ノンフィクション 連載中 105話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます