第13話
何も、本当に電流が流れたわけではなく、将来的に電撃文庫から刊行されたいという邪念の現れではない。言うなれば、最上級の悪い予感。凶兆である。手に取るように、ありありと一連のシーンが脳内を駆け巡った。というのも、我々ミステリー研究部は(というか僕と鈴木は)、作家志望の初代部長•鈴木
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