ダイワスカーレットの八重歯

 ダイワスカーレットってめちゃくちゃかわいいですよね。絵にかいたような負けヒロインツンデレとか無形文化財に指定するべきだと思います。しかも何か育成始めたらいきなりシナリオでウォッカといきなりいちゃつき出すし、それを見てる先生の†すべてを理解っている†対応もよい。要所要所で刺し殺してくるダイワスカーレットの周りにはもう僕の墓が何基立ったことだろうか。283プロにも芹沢あさひ作の僕の墓が沢山立っているが、このままだとトレセン学園にも僕の墓が乱立してしまう。僕はまだダイワスカーレットに会って日が浅いので性格について掘り下げるのは後日にしよう。

 ということで今回は見た目の話をする。乳がデカい。主語と乳はデカいに限る。これで中等部は無理がある。でもウマ娘をエッチな目で見るのはいけないらしいので、今日は乳の話もしないようにしたい。ダイワスカーレットのもう一つの凶器はその八重歯であると思う。八重歯とは人間ないしウマ娘の歯、特に犬歯が整列せずに飛び出したような格好になり、結果として歯が8つ重なって生えることである。この八重歯、何が憎いって笑顔を見せたときにしか観測できないんだよなこれが。おまいらダイワスカーレットの八重歯見たことある??俺はある。はい俺の勝ち。お前らは一生バクシンしといてもろて。

 ところでこの八重歯、かわいいだけならいいのだが、心配な部分もある。もちろん僕を定期的に刺殺してくるのだが、僕は死ぬ度に鉄の悪魔を叩いて砕く不死身の体に生まれ変わるので実害はない。実は八重歯があるとかみ合わせが悪くなるのだ。たかがかみ合わせと侮るなかれ。かみ合わせ一つでアスリートのパフォーマンスの質は大きく左右されるのだ。プロの選手がマウスピースをよくつけているのはかみ合わせを整えるというのも理由の一つである。ウマ娘においてもこれは例外ではないであろう。今はまだ八重歯のままであってもあまり影響はないかもしれないが、いずれは本格的に八重歯の治療に踏み切らねばならないだろう。そのとき、ダイワスカーレットはどうなってしまうのだろうか。この八重歯は彼女の大きな魅力の一つである。もし八重歯が無くなってしまったら愚かな人類は魅力半減などという寝ぼけたことを抜かすだろう。しかし、八重歯を抜かねばレースで存分に実力が発揮できなくなってしまう。もちろんウマ娘の本懐はレース、勝てなければ意味は無い。人気と実力の葛藤を繋ぐ楔があの八重歯なのである。言い換えればあの八重歯はパンドラの箱なのである。あの八重歯がダイワスカーレットの魅力を人類に問いかけている。あちらを立てればこちらが立たず、情に掉させば流される。あの八重歯がさすのはオタクたちだけではなくダイワスカーレットの将来にも切っ先を向けているのである。笑顔を見せるたびに己の将来に牙をむける八重歯が現れる。これはまるで死を見つめるものバビルサのようではないか。ウマ娘としてうまれたバビルサ、バビルサ二世、つまりバビル二世なのである。

 ダイワスカーレット、バビル二世説。信じるか信じないかはあなた次第の場合とそうでない場合がある。

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