第28話:ドイツの病院食は美味しいよ、でもね…
注意:ご飯食べてたり、下品なのは無理って人はスルーを推奨します
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ドイツの病院食は、美味しい。
嫁さん曰く、「家庭料理の上位互換が出てる」
らしい。
世間一般の家庭では滅多に出てこないご飯らしい。
でもボリュームは少ない。
関係無いですが、僕のお気に入りは、シュニッツェル。
ビフカツ…?と言う奴だ
違いと言えば、パン粉の種類。
ドイツのパン粉は細かい、それ位…だと思う。
日本でも食べれるんじゃないかと…?
東京だったら確か銀座で食べれたはず…
そんな美味しい病院食で起きた僕に起きた不幸な話である
あの日食べたのは、昼食にでた、シーフードパエリアだ。
イカとかエビやら、カキとか入っていた。
いつもの様に食べて、部屋に戻った。
異変は直ぐに起きた。
気持ち悪い
汗が出る
リバース
1時間経っても何も良くならない、ずっとその状態だ
ベッドで横になっても全く良くならない…
これはワンチャンあるのでは…?
耐えよう。耐えよう。
そう、僕は耐えると言う選択をした。
今思うと…なんでそんなマゾい事をしたんだろう…
だが、しかし、ここで誰かがノックして入ってきた。
ジルさんだ
多分これは、定期的に病室を確認する巡回だ。
ベッドに横たわる僕と目が合う
ジ:「顔色悪いけどどうしたの?」
僕:「ランチの…」
タイミング悪くリバースしかける
ジ:「医者を直ぐ連れてくるから待っててね!」
僕:「あ、待って…」
オソカッタ…
数分もせずにジルさんと医者が入ってきた
見た事がある先生だが、直接的な関係はない人。
取り合えず初めましてな人。
凄く丁寧な女性だった。
名前を…そうですね、ケイトさん。
ケ:「どうしました?」
僕:「ランチ後から…吐き気とかが止まらないんです」
ケ:「何を食べました?」
僕:「シーフードパエリア」
ケ:「何が入ってました?」
僕:「えび、いか、かき、ムール貝とか・・・」
ケ:「分かりました、取り合えず、水分補給しましょう」
僕:「ア、ハイ」
ケ:「ミントとレモンの匂いがするドリンクです、マシになるはずです。」
僕:「どうも…」
ケ:「食中毒ではないと思いますが、激痛や下痢等になったら直ぐ言って下さい」
僕:「分かりました」
結果として、全く効果はない。
現状維持。そんな状態だった。
結局この日僕は、全く回復しなかった。
未だに何が起きたのか分からないが、
これ以降、僕はシーフードは絶対日本でしか食べないと誓う。
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あれは辛かった。
人生で二回目の経験だった。
1回目は東京に居た時にランチで食べたカルボナーラに乗った半熟卵を食べて、
グロッキー、体調悪くなって、酷かった。
同僚から「おま、顔色わる!!大丈夫か?」
上司から「〇〇ちゃーん、上司命令だよー、帰って」
結果、会社を早退した。あの時と同じ、デジャヴュー。
勿論、これ以降カルボナーラに半熟卵は要らないと言っている。
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