3-5 魔法都市 ソコングロ=ディルーノ ―越年―

 「それで、私の頼み事は忘れちゃったわけねぇ。」

 ロロの家に帰ると、ロロが家で待っていた。……買い物袋、カフェショップに置いてきたままだった。

 「ごめん。後で取ってくる。」

 「まあいいわ。仲直り、できたんでしょう?」

 「何とかね。」

 ちびっこ三人組はダイニングで買ってきたものを食べながらおしゃべりしていた。

 私はキッチンでロロにいきさつを話しながら、ロロが朝ご飯だったものをあっためてくれてるのを待っていた。

 「それでロロの方はどうだった?早い帰りだったけど。」

 「元々昼には帰ってくるつもりだったの。お使いも昼には終わるものだったでしょう?」

 鼻歌交じりにロロが答える。確かに、一日中って程の量ではなかった。

 「調べ物の方は?」

 「まだ。焦っちゃだめよん。あ、でもレミちゃんのお師匠のことはわかったわ。」

 ロロが鼻歌交じりにレミの方をちらりと見る。つられて私も一緒に見る。

 「誰だったの?」

 「元『魔術師メイガス』。知ってるでしょ?」

 驚きのあまり口元を抑える。思わず食事中のレナの方にかけよって肩を揺らす。

 「あなたのお師匠さん、とんでもない大物よ?」

 私に揺さぶられてレナは持っていたパニーノに顔を突っ込んでしまったようだ。

 「あ……ごめんなさい。」

 「私たちは食事を邪魔されるのが一番嫌なのよ?メイド長。」

 サイカが茶化してきた。レナに布巾を渡してあげる。

 「だからごめんなさい。つい。」

 「レミの師匠がどうしたのですか?」

 アミーが食いついてきた。

 「それが、あの『奇才』、『ルールを作る魔女』の伝説を持つ『魔術師メイガス』よ。『概念』一歩手前と言われた。」

 アミーも驚きのあまり絶句したようだ。でも目の前のレナはきょとんとして特に反応がない。サイカもどこ吹く風って感じだ。

 まあ、生ける伝説のような人でも、知らなければただの人と変わらないということか。

 「でもどなたが『魔術師メイガス』に名づけを?」

 よほどの人でないとあそこまでのビッグネームの改名を引き受けられないだろう。しかも『隠者エレミータ』だなんて。

 「それが、自分で名前を変えたらしいわよ。信じられないけれど。はい、これ。」

 ロロが肩をすくめながらお昼を温めて持ってきてくれた。

 私も席に着いてご飯を食べ始める。ロロはいわゆる誕生日席に行った。

 「『ルールを作る魔女』と言われる由縁ね。名づけのルールも無視するなんて。」

 「どう、やったんですか?」

 レナが尋ねた。まあ気になるところだろう。名前を変えたいレナにとっては特に。

 アミーも興味ありげにロロを見ているが、ロロは首を振った。

 「そこまでは、聞けなかったわね。残念ながら。」

 「私、帰ります。」

 レナがすっと立ち上がった。慌ててレナの手を摑まえる。

 「ちょっと待ってよ。名付け人ならちゃんと――」

 「冗談です。」

 いたずらっぽい笑みを浮かべてこっちを見る。

 やられた。けど、まあ変に気にされて遠慮されてないみたいでよかった。

 嬉しさをため息に隠してレナを座らせる。と、アミーが小さくつぶやいた。

 「『魔術師メイガス』の弟子で、しかも『無機物の長』の召喚士サモナー?何よそれ。」

 「あら、どうかした?アミー。」

 「何でもありません。」

 アミーは頬杖を書いてそっぽを向いてしまった。サイカがアミーの食べ残しに手を伸ばそうとしたので、ぴしゃりと叩いておいた。

 「何するのよ、メイド長。」

 「はしたないことでございますよ、お嬢様。」

 これでサイカもふてくされてしまった。まあ、サイカの方は冗談交じりって感じだけど。


 サイカとわーわー言い合っていると、ロロが手をぱんぱんと叩いた。

 「さあ、みんなこれからどうするの?夜は、ぜひ家で過ごしてほしいと思ってるのだけれど。」

 「私はレミと街を歩きたいと思ってるけど、レミは嫌じゃない?」

 レミは首を振った。良かった。

 「あ、私もついてく。いいよね?」

 サイカが身を乗り出してきた。まあ断る理由はない。

 「アミーは?どうするの?」

 「私は……特に。」

 「それじゃあ、私とデートしましょう。久しぶりに。」

 ロロはエスコートをしようとするかのように、右手のひらを差し出すけれど、アミーには無視されてしまった。露骨に落ち込むロロ。

 「まあ、変な買い物をしないのであれば、構いませんが。」

 横目で見ながらアミーがそう言うと、ロロはこれまたオーバーに喜んで見せた。

 「よぅし、それじゃあみんな日の沈むころにはここに戻ってきてねぇ。」

 ロロとサイカが一緒にえい、えい、おーと腕を振る。流行ってるのだろうか、この動き。


 *****


 日の沈むころ、祭りを見て回った私たちはくたくたで帰路に着いていた。

 いや、くたくたなのは私だけか。サイカはレナの手を引いてまだあちこち連れ廻っている。

 「ねえ、今帰ってるところってわかってる?」

 「大丈夫。ちゃんと戻ってるでしょ?あ、おじさん、これ何?」

 サイカが出店にちょっかいを出している。よく分からない……光って回りそうなおもちゃとかが並んでる。

 「おう嬢ちゃん、お目が高い。こいつはこれから大ヒット間違いなし、嬢ちゃんらくらいの子たちにも大人気。」

 「それ、さっきのお店でも聞いた。ね、ほかはないの?」

 出店のおじさんは頭をかきながら屋台の下を探している。

 「ほら、そろそろやめなさい。日が沈んじゃう。」

 「おおっと、この子らの……お姉さんかい?いいもんがあるんだ。ちょっとくらい見てくれや。」

 母親とか言い出したらどうしようと思ったけど。ま、口のうまいおじさんだこと。

 「その口に免じて見るくらいはしてあげましょうか。」

 「へっへ、ありがとうよ。見てほしいのは、こいつだ。」

 出店のおじさんは、ブレスレットとイヤリング、それにネックレスを一つずつ出してきた。どれも揃いのガラス玉付きだ。

 「これは?」

 「こいつはただの石に見えるかもしれないが、魔術が込められてんだ。あんたたち、魔女だろ?どうだい?一つ。」

 「触っても?」

 おじさんは頷いた。ネックレスに手をかざして魔力を込めると、ガラス玉が光った。共鳴するように、ブレスレットにイヤリングも一緒に光った。

 「簡単なもんだが、仲良し三人組には悪くないだろう?」

 まあ悪くはないけど、これくらいなら私にも作れそうだ。レナの方を見ると、目が合った。

 「……欲しい?」

 レナは小さくうなづいた。サイカが私とレナの肩をたたいた。

 「ほら、こういうのは想い出を買うようなものでしょう?メイド長さん。」

 肩を上げて返事を返した。

 「で、おいくら?」

 「12ルベーグってとこだが、三人の可愛さに免じて8でどうだ?」

 「いいわ。そういわれちゃ、値切るのも失礼ね。」

 まあ一日分のご飯代と考えれば順当な、というか少し安いくらいだ。ぴったり出すと、おじさんは指を振った。

 「一つ、8だ。」

 やられた。諦めてさらに20ルベーグを出す。

 「お釣りはいらないわ。私の分、生意気なんで。」

 「いやいや、その方がいいさ。可愛げがある。」

 おじさんはにやにやとしながら受け取った。

 苦笑いを返しながら商品を受け取る。


 商品を持って振り返ると、サイカがニヤニヤとこちらを見てくる。

 「メイド長さんって結構脇が甘いよね。」

 「うるさい。で、誰がどれを?」

 「私これ。」

 サイカはネックレスをぶんどっていった。ため息を付いて、残ったのをレナに差し出す。

 「レナはどっちがいい?別にネックレスでもいいのよ?」

 「私は……これが。」

 レナはイヤリングを指さした。少し意外だ。

 「いいの?サイカに遠慮なんていらないわよ。」

 レナは首を振って、耳を出した。

 「付けてください。」

 今日の、というかお昼ごはんからのレナはちょっと甘えっぽい。

 「じゃあ、痛かったら言ってね。」

 レナの耳を触る。あまり耳たぶが出ていない、綺麗に根元に戻っていく曲線の、その手前をつねってみる。レナの体がピクリと反応して、ちょっと目をつぶった。痛かったようだ。

 「それじゃあ、ここは?」

 もう少し根本側をつねる。反応が小さくなった。どうやら大丈夫そうだ。

 「それじゃ、ここに付けるわね。」

 つねったところにイヤリングを付けてあげる。あまり大きくないのがちょうどいい。

 「はいできた。どう?痛くない?」

 「大丈夫です。ありがとうございました。」

 と、こっちを見ていたサイカがふてくされたような顔になった。そして、私にネックレスを付き出してきた。

 「なんかずるい。ねぇ、私にもつけてよ、メイド長さん。」

 「ネックレスくらい自分でつけれるでしょ?」

 「むー。」

 レナが代わりにネックレスを取って、サイカにつけてあげた。

 「ありがとー、レミ。どっかのおばさんとは大違い。」

 「誰がおばさんよ。」

 サイカはレナの頭を撫でてから、私の手の中にあったブレスレットを取った。

 「そんなおばさんには私が付けてあげる。さあ、お手をどうぞ。」

 サイカはまるで指輪をはめようとするように、ブレスレットを恭しく持ち上げて、私の手を待った。

 「自分でつけれるわよ。」

 手を出さないでいると、レナが私の右手を取って、ブレスレットに通した。

 二人がニヤニヤとこちらを見る。

 「まあ、一応礼は言っておくわ。」

 言葉をかき消すように、アカデミアの鐘がなった。

 「なんですか?」

 「飛行禁止の鐘ね。もう日が暮れるわ。」

 鐘がなると、出店は店をたたみだし、代わりに魔術師たちが出てきて家の屋根や道路に魔法陣を書き出した。

 「昨日は、良かったのですよね?」

 「今日は隠れ月だから。月が隠れたらみんなで光を上げるのが、この街の習わしなの。隠れた月に乗じて悪魔が来ないようにってね。それで、そんな中で飛んでると危ないから禁止にしてるわけ。」

 レナはなんとなく納得したようだ。と、突然サイカが声を上げた。

 「あ、そうだ。私、そろそろ帰らなくちゃ。」

 「どうしたの?ロロがあなたも招待してたけど?」

 「うーん、謝っておいて?」

 サイカは胸のネックレスを握り、赤い光を出す。私のブレスレットは青く、レナのは黄色く光った。それを見てサイカはにっこりと笑った。

 「覚えた。私がリーダー。それじゃ、また会おうね。」

 「ちょ、ちょっと。」

 追いかけようとするも、サイカはすぐに人込みに消えてしまった。

 「まったく、神出鬼没って言うのはサイカのためにある言葉ね。まあ、しょうがない。私たちも戻りましょう。」

 私はレナと手をつないでロロの家に戻った。


 *****


 今日の晩御飯もごちそうだった。途中で嫌な雰囲気になることもなく、おいしく四人でご飯を食べた。

 そして食後、私たちは屋根に上って空を見た。昨日と違って影一つない空、昼と違って風の音が聞こえる静かな夜。

 「まるで、出発の日みたいね。」

 「はい。」

 「でも、あの時の方がきれいな空だったかな。」

 「でも、ここの方が、楽しい、空です。」

 よくよく見れば、私達と同じように視線に入る屋根の上には人がいるのが見える。

 私たちは微笑みを浮かべて見つめ合った。隣のロロが肘で小突いてきた。

 「私たちがいるってわかってる~?」

 「分かってるわよ。」

 ロロとアミーがいなければこうやってレナと仲直りできなかったかもしれない。

 「ありがとね。」

 ロロと、その向こうのアミーに礼を告げる。

 「何の話?」

 「こっちの話。」

 ロロはちょっと考えた後、答を出すのをあきらめたようで私たち四人に提案する。

 「ねえ、何を願うかもう考えた?」

 レナは不思議そうな顔でこっちを見てくる。

 「ほら、帰り際に言ったでしょ?みんなで光を上げるって。その時、魔法使いは来年の願いを詠唱にして光の魔法を出すの。」

 レナはふぅんと鼻を鳴らして、少し下を見つめた。

 「どうしたの?」

 「考え中です。」

 今度は私が鼻を鳴らす番だ。アミーの方に話を向ける。

 「アミーは?」

 「私はいつも同じです。良き日々をfamutar moqodico qonuma。」

 真面目なことだ。

 「師匠は?」

 「ひみつ。どうせもうすぐ聞けるわよん。」

 うーん、ずるい。まあ私も言ってないけど。


 空を見ると、留まり月ヤシャルーンの上に動き月ラクシャルーンが重なり始めている。もうすぐ年越しになる。

 「そうだ。どうせだから、みんなで高さ比べしましょう。誰が一番高く光を上げられるか。」

 「賞品は?」

 私が尋ねると、ロロは少し考えた。

 「よし、それじゃあ一番高く光を上げた人の願いをみんなでかなえてあげましょう。」

 と、鐘が鳴り始めた。隣のレナがびくりと体を震わせた。

 「何が!?」

 「もうすぐ月が隠れるの。あと九つ鳴ったら、完全に隠れる。」

 「それを合図に光を飛ばすのよ。」

 また鐘が鳴る。街がざわつき出した。

 「レミ、願いは決まった?」

 「はい、大丈夫です。」

 鐘が鳴った。同時に周りから「八」と聞こえてきた。カウントダウンだ。

 「ちゃんと叶えられるものにしてねぇ?」

 レナはこくりとうなづく。また鐘が鳴り、「七」と聞こえる。さっきよりも人が増えている。

 「そういえば、アミーの願いはどうするの?」

 「私は……そのままで。」

 鐘の音と一緒に街が「六」と叫ぶ。

 「さあ、私たちも残りを数えましょう。」

 また空を見上げると、二つの月がもう半分は被っている。

 「五!」

 鐘の音と一緒にロロが叫んだ。そしてアミーを見る。

 「四!」

 今度はアミーが。結構大きい声だ。そして私を見てきた。今度は私ってこと?

 「三!」

 街と鐘に合わせて声を出す。たまには、こういうのもいい。レナを見る。

 「次は『に』よ。」

 レナはこくりとうなづく。

 「に!……最後は?」

 「いち。」

 レナに告げた後、みんなを見る。

 「いち!」

 最後は全員で。月を見ると、もうほとんど留まり月ヤシャルーンは隠れている。じわりじわりと最後の曲面が薄くなっていく。

 そして、完全に消えると同時に、杖でレンガを突くて出る乾いた音が響く。魔術師たちの魔術が上がるのを合図に、私たち魔法使いも詠唱する。

 「みんなにカワイイ服装を!」

 「最高に良い日々をfamutar moqodico qonuma qonumea!」

 「約束を守れるようにfamutar miofasciat famovo!」

 「!」

 四人の光は高く上がっていき、まずはアミーの光が止まった。次にロロ、そして私のが止まって、レナの光は止まることなく見えなくなった。その結果に一番食いついたのはロロだった。

 「すごいじゃない!私たち、ううん、この街の誰よりも高く上げたみたい!」

 レナはちょっと照れてるみたいだ。

 「それで、レミちゃんはなんて言ったの?」

 そういえば、レナが詠唱で何を言っているのかは分からないんだった。

 「ひみつ、です。」

 「それじゃあ賞品が……。」

 「たぶん、大丈夫です。ね。」

 レナがこっちを見てきた。うん、カワイイ。じゃなくて。

 なんだったんだろう。

 「それじゃあ、私の願いを代わりに叶えてもらいましょう。」

 「何でそうなるのよ。順番的には私でしょ?」

 「あら、私は歌を封印したのに、ほとんど横並びみたいなものだったじゃない。ねぇ、アミー?」

 アミーは少し顔を赤くして、うつむいていた。

 「……私だって、本当はもっと……。」

 そうつぶやいたのを聞いたロロががバットアミーを抱きしめて頬ずりをした。

 「あーん、いじらしいとこもカワイイ!」

 「ちょ、やめてください!」

 「分かってるわよーん。わたしは。アミーだって秘密兵器使ってないもんねー。」

 ロロとアミーがじゃれながら騒ぐけど、それ以上に周りが魔術やらなんやらでいろんな音がしてて全然目立たなかった。


 どれだけ騒いでも、街の騒ぎに消えてしまう。ただ高く上がる光だけじゃなくて、色とりどりの光や途中で拡散する光など、バリエーションに富んでいる。ああいうのはきっと魔術だろう。負けじと斜めに上がったりしているのは魔法だ。なんとなくわかる。

 ついには光の玉の間をすり抜けて飛び始める魔女も出始めた。かれらは空からもっと高く飛ばそうとするかのように光を飛ばす。それを止めようと、鐘の音が鳴りやまない。

 「うん、私達も行きましょう!」

 ロロはアミーを抱きしめたまま立ち上がって、歌を歌い始めた。

 「ちょ、危ないですよ師匠。」

 「ちゃんと守ってね、アミー。」

 ロロはアミーを抱っこに持ち替えて、そのまま夜の光の中に消えていった。

 「行っちゃった……わね。」

 「はい。」

 あんなにはしゃぐロロも久しぶりだ。まあ、いつも明るくはあるけど。


 飛び回る魔女の群れには乗らずに、しばらく黙ってレナと光のショーを見続ける。

 「綺麗ね。」

 「はい。」

 レナの方を見ると、イヤリングが光っていた。私のブレスレットも光っている。

 たぶん、サイカがどこかで魔力を込めたんだろう。

 「この魔術、どこまで届くのかしら。」

 「また、会えますか?」

 「会えるわよ。きっと。」

 私たちはそれぞれの石を握りしめながら、そのまま静かに街の光を見続けた。月はまた二つに戻っていたけれど、そんなのは関係ないみたいにこの街は夜通し光り続けた。


 *****


 結論から言えば、この街でサイカに会うことはもう無かった。それでも私は、きっとレナも、またどこかでサイカに会うような、そんな予感を、この時確かに感じていた。

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