第5話 きっとこれからも彼らは止まらないであろう

目が覚めた私は

こっそりと涙を拭き取り

女神の所へ近づいていくどこから用意したのか

ちゃんとしたキャンプ地がそこには立っていて

焚き火を利用して料理をしていた

香ばしい香りがしてきた

…待てよ?

水無月「その食材はなんだ?」

そう、ここは広い森の中

いるとしたらさっきの様な魔物達くらいだと思う

だとしたら、

女神「あっおはようございます

少し待ってて下さい今出来るので」

…明らかに目を逸らしたな

水無月「あれ?聞こえてない?

…その食材はなんですか?」

聞く耳を持たず

答える気は無いようです

水無月「…はぁ、食えるものなんだろ?」

女神「……っ」

え?なに?食べれないものなの?

本当に魔物を料理してるんなら…

ゲンコツしてやろうかな…と考えていると、

女神「…これは神の恩恵を使ったものなんです

魔に染ってしまったものも

最初は正しき生き物だったのですから

魔を祓えば、食材として成り立ちます

だからそれを食材にしました…

……っ?

罰がないってことは言っても良かったのですね」

なんかホッとしてる


…しかしなるほどなぁ

ん?待てよ?

という事はあ血の海の中を歩いたのだろうか…

そう考えると無性な申し訳なくなってしまった私は

そうだな、

頭に ポンっ と遠い昔母が私にしてくれたそれを

アリシエにもしてみる

水無月「ありがとう」

多分本当の意味で感謝をしたのは

初めてかもな

女神は驚いたようにこちらを見ますが

少し擽ったそうにそれでも嬉しそうに

撫でられてくれます

アリシエも私には慣れてくれた

そんな仲睦まじい彼女たちの食事は

簡単なスープとほぼ塩の味しかしない豚肉

そんなものでも彼らは美味しそうに

1口1口を噛み締めながら食べています

彼の「いただきます」には

狂人のように禍々しさは無く

子供のように無邪気で

それを見せないように堅くなった顔

そんな不思議な顔を女神に笑われ

少しむくれる彼からは

狂人としての面影は感じません

それでも

心の奥底で眠っているのは

紛れもない狂人ということを

本人が1番よく知っているでしょう


気がつくと朝日が見えています

ふと

水無月「女神は寝なくてもいいのか?」

そう、私は彼女が寝ているのを見ていないのです

ただ質問しただけなのに

何故だかむくれてませんか?

女神「その女神っての辞めてください

私にはアリシエという

名前があるって言いましたよね?」

あぁ、そういう事か…

水無月「すまないアリシエ

私の不徳を許してくれ」

私は深深と頭を下げます

流石に悪いと思ったので…

アリシエ「いえ、そこまでしなくても…

でも今後は気をつけてくださいね

私は些細なことで拗ねちゃいますから」

と可愛らしく言う彼女は…

例えるのが難しいくらいには美しかったそうです

少し前まで動揺していた彼ですが

究極の慣れ技術を誇る彼のことです

その魅了はもう効果がないんでしょうね

水無月「そうだな」

とこちらも満面の笑みとまでは行きませんが

優しく微笑む彼のその顔は

アリシエには大ダメージです

アリシエ「反則です!」

激しく動揺したアリシエが落ち着いた後に

アリシエ「何でしたっけ

寝なくてもいいのかでしたか?

えぇ、私達神は睡眠食事は必要ないんです

食事は娯楽として行いますが

睡眠はほとんどしたことが無いですね」

水無月「ふーん」

アリシエ「聞いといて適当すぎやしませんか…?」

そんなアリシエの不満を華麗にスルーして

水無月「よーし散策開始するぞー」

と早足にやっていきました

キャンプ地などは先程片付けましたので

ご安心を

アリシエ「あっ!待ってくださいよ!」

そんなこんなで周りの警戒をしながら

森の出口を探して

彼らは散策を続けていきます

???「ガュルルルル」

そんな彼らにの驚異が迫っている事を

教えてくれるものはいない


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


女神の補足説明

女神アリシエ

風魔法を得意とし

神の恩恵である浄化を使うことにより

魔物をあるべき姿に戻すことが可能です

しかし死体などをする場合は

なるべく早くしなくては

腐ってしまうので注意しています


シリアスの後はほのぼのと決まってますね!

ほのぼの出来たかは分かりませんが

作者はほのぼのしました

…可愛い女神とキャンプ…

羨ましね!

全く誰だよこんなの書いてるやつは…

まぁ私なんですけど

あっ!業務連絡

来週少しリアルが忙しいので毎日投稿は

厳しいので

3本くらいしか出せないと思うので

ご了承ください

では第5話

読んでくださりありがとうございます

こんな私ですが日々の成長を胸に

今日も生きるので!

応援よろしくお願いしますm(*_ _)m






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