第2話 狂人は初戦闘を迎える

……目を覚ますと目の前に美女がいた

不思議なことに文字列だけ見てみると

とても羨ましい状況だ、それも膝枕なんかもされてる

感触は最高だし

鼻腔をくすぐる甘い匂いも

very good

しかし…

水無月「なんでそんな怖い顔してるんですか…」

お顔真っ赤で般若面と来た

おぉ怖い怖い

…私の問いかけに反応が無いため

私は動ける範囲で体の調子を確かめる

いつも通りとまではいかないが

まぁまぁ動ける

しかし…

いつまでこの状況なのだろうか

なぜこんな行為をしているのか

私は理解できない

女神「(∩\\ω\\∩)カァァ…」

…どうしよう

このままでは埒が明かないなと思い

私は立ち上って

今度は体全体を使って体の調子を確かめ出す

その最中に私は

私の中に流れる魔力の流れと呪詛の流れを感じ取り

簡単な身体強化が使えるようになった


―同時刻―

天界


主神「何をしておるのだ全く…」

主神である彼は

女神や男神等の監視を行っていた

そんな中で

いつもの如く失敗をして

挙句には真っ赤になって動かない女神がいる

なんて報告を受けた

主神「はぁ…」

不安しかないとため息が出る

しかし天使十二条により

手を出すことはご法度なので

応援しかできない

それをもどかしく感じながら

彼は小さく拳を上げて

頑張れとエールを送っていた


…それを見た部下達は

あの神とうとうアイドルに手を出したのか?

と言う根も葉もない噂が広まり

雷が落ちたのは

また別のお話


―水無月side―


体の自由は効くようになったけど

まだ力を入れたりすると

筋肉が痙攣を起こす…さっき覚えた

この身体強化魔法を使えば幾分か

マシになるのだが、これが疲れるのだ

維持するのにまだまだ慣れが必要だ

練習練習っと


そんなこんなで3時間程が経過してから

女神「( ゚∀ ゚)ハッ!」

やっと起きてきた女神に少し驚いたが

水無月「大丈夫か?」

まぁ少しなので顔には出てない

普通に声をかけるが…

女神「⁄(⁄ ⁄>⁄д⁄<⁄ ⁄)⁄かぁぁ」

おいおい真っ赤じゃないか

水無月「どうしたんださっきまでの

オーラバンバン、私は女神です

みたいな雰囲気をどこへ捨ててきたんだ…」

今の女神はまるでダメだな

女神「…です」

…恐らく

私には聞こえないような声で言ったのだろうな

しかし残念なことに私は耳がいいのだ

水無月「女神なのに人間が怖くて

前に出るのにも心臓がバクバクねぇ…」

女神「…!?」

驚いてるなぁ

と他人事のように見ていた


ごたごたと女神と言い合いをしながら

情報交換もしていた

どうやら

この森を抜けるには1ヶ月近くかかるらしく

女神自身に戦闘能力がなく

緊張で上手くオーラ的なのを出せていないので

魔物や呪恨体とかいう「化物」がやってくるわけで

水無月「…どうするよ」

そう絶賛困っている最中なのだ

女神「そんなこと言われても…」

もう慣れてきたのか、

元々そこまで怖がってもいなかったのか、

私と話す時は目を見て話をしている

だが、まだ本調子ではなく

【オービスニア】と呼ばれる

魔物避けの結界が出せないらしい

そんな会話に花を咲かせていると

見たことの無い生き物が現れた

これが魔物と呼ばれるものだと気づくのに

そう長い時間は必要なかった

こういう獣達の駆除は用意だ

剣、弓、銃、そんな武器を使えば1秒といらない

…のだが

水無月「さて困った…」

今は生身だ

殺せないことは無いのだが

絶対に怪我をしないとも限らない

…ふと思ったのだが、身体強化の応用として

あの辺の木の棒なんかに

この魔力を流し込めば

強度が上がりそこそこ戦えるのではないかと

そう考えた後の行動は早かった

リミッターが外れ身体強化されたこの体は

ありえない速度で加速し

目的のものを取った、のだが…

今の加速だけで魔物たちは

私のよく知っている、血と臓物だけになっている

水無月「ふむ…」

女神「え?」

これは…敵の強さを考えて

より調整が必要なようだ

もっと手応えがあると思っていたから

ある意味拍子抜けだな

この程度ならいい練習になるかもしれないと

何処までも彼のままで冷静に

物事を対処するのであった



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


はいはいはーい作者さんですよー

水無月の身体強化について

気軽にできるものでは無いのは

皆さんご存知と思います

脳のリミッターが外れる

と言うのは

思ったよりも凄いのかもしれませんね


少し水無月を強くしすぎちゃった(*^-^*)ゞテヘヘ

異世界俺TUEEEEものは好きですが

ふっふっふっ(ΦωΦ)

ここには相手の能力なんて関係なく

潰せるような怪物もいるので

一筋縄ではこの森は抜け出せないですよォ

となとな訳でありまして

狡猾な人愚鈍な物

第2話!

面白かったらフォローなんか宜しくお願いします

学生の身で忙しいですが

完結までは持って行ってみせますので

ではではまた次の3話で

また会いましょう!

((ヾ(・д・。)フリフリ


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