20200927雑記

 母の要介護度が4に変更された。本日、市役所から保険証と書類が来たのだ。書類をよく見ると、申請すれば上下水道料金は基本料金と消費税だけでいいと書いてある。サンキュー平塚市。


 訪問入浴も毎週来ることだし、水にかかる料金は安いほうがいい。なんでも安い方がいいが、ライフラインが安くなるのは特にお得感がある。近所の人に


「おれんち、水道代は基本料金だけなんすよ、ヘヘッ」


 と自慢してみたい気にもなる。


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 トヨタ行って新車買った。

 車椅子がスロープで入る奴。210万円。ほぼ無職のおれがローンの審査通るのか疑っていたが、通った。ザルか。

 例によって書類をよく確認せずに景気よく実印をポンポンと押しまくる。認印でヨシと言われている場所もめんどくさいので実印を押した。もしおれが零細ネジ工場の社長だとしたら、来る詐欺来る詐欺全員に騙されるに違いない。


 駐車する時、モニターに上から見た画像が表示されるのだが、これがすこぶる便利だった。ゲームみたい。駐車がゲームとして成り立つかは分からないけれど。


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 アップルウォッチを使い始めている。素直に考えると実に便利なものだなと思う。右耳にAirPodsPROをはめて家の中をうろうろしているのだが、これが実に使い勝手がいいのだ。

 どういうわけか、父なり母なりのケツを今将に拭かんとス、という時によく電話がくる。慌てず騒がず左手首をポチり。


「今ケツ拭いてますが大丈夫で、うわっ、今日は粘りやがる」


 いわゆるケツ拭き実況をしながら応対するのだが、いわゆるとはなにか。「ケツ拭き実況」という単語は誰にでも通用するものではない。いわゆると頭につけた後は多くの人が知っている言葉、人口に膾炙している言葉で解説する必要がある。言葉の一つ一つは極めてシンプルなものなので意味としては通用するだろうが、社会的には通用しない。


 しかしアップルウォッチの「アクティビティ(運動の種類)」にケツ拭きが無いのはどういうことか。スポーツとしては認められないのか。ちょっと歩いたくらいで「今アクティビティ中ですね?」などと訳知り顔で手首から訴えかけてくるくせに、「今拭いてるのはケツですか」とは聞いてこない。

 認めろ、スポーツとしてのケツ拭きを。今なら県代表にはなれる。アップルウォッチを着けたら全ての運動がスポーツになるんじゃなかったか。


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 何となく背中が痛かったりだるかったりする。せっかく両親がいないのでどこかへ出かけるなりしてみたいが、休日に人がたくさんいるところに行くのは、今はどうしてもためらう。

 とりあえず普段できないことをしよう。まずは昼寝か。なんてぜいたくな時間の使い方だろう。

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