介護者ラストスタンド

フォーエヴァーCC２０１８

　すごくどうでもいい話で、なんとなれば毎日すっごくどうでもいい日記を書いているのだけれど、今日はいつにも増してすっげえすっごいどうでもいいグチをこぼします。

　日曜日は仕事を進める絶好の機会。日中は兄が両親の面倒を見てくれるので、こちらは作業に集中できる。桑原製作所は毎週日・祝日が営業日でございます。

　その日曜日の朝、おれのMACのイラストレーターがぶっ壊れた。イラストレーターというのはデザイン系必須のソフトで、ほぼ全ての土台になるといってもいい。なにしろこれが使えないとお話しにならない。

　パソコン業務に携わる大多数の人の三種の神器は「Word」「エクセル」「パワーポイント」だと思われる。残念ながらどれも使えない。

　なら手を出さなければいいだけの話なのだが、見積もりを提出する時にエクセルのフォーマットを使用した。なんか楽そうだし仕事している感が強かったからだ。正直に告白すると、表計算という得体の知れぬ深海の如く暗いものに対しての憧れもあった。

　しかし数字を入力したら勝手にいろんなところが変わるわ文字を入力する箱はなんかへんなになるわ、お願いしていないことを勝手にやりやがるのである。

　多分どこかとどこかの数字が足されたりしているんだろうという推測はできるが、そんなこと望んでいない。こちらは鼻を垂らしたアホ面全開、紙と鉛筆と電卓を用意してパソコンの前にいるのである。入力した数字をそのまま表示してくれればいいのだ。

　結局見積もりはフォーマットのスクリーンショットを撮り、フォトショップで数字を削除、それをイラストレーターに配置しその上に数字を並べるという、フランケンシュタインもかくやと思わせるつぎはぎだらけの仕上がりになった。

　なお、私達のような人種だと「イラストレーター」「フォトショップ」「プレミア（or アフターエフェクツ）」が三種の神器に該当する。長くなったがイラストレーターというソフトがどれほど大事かということだけをお伝えしたかったのだ。

　それが今日の朝、制作途中のお仕事を続けようとイラストレーターを立ち上げたところ、プツンと落ちた。まあまあある。まあまあよくある。なんとなれば二度三度と繰り返されることもある。慌てず騒がず本体を再起動。

　それでも直らない。PRAMクリアをしてもダメ、機能拡張オフにしてもブツン。いい加減焦りだした頃、考えるのを一旦やめて、最終手段としてソフトのアップデートをかけることにした。

　別にアップデートくらいいいじゃんと思われるかもしれない。だがこのiMAC 2015 Laterが悪いのかソフト提供側が悪いのか、アップデートするともんのすっごく遅くなるのである。新しくなったついでにいろんな機能が追加され、結果作業が遅くなったら全く意味がない。

　一度その罠にハマって痛い目を見てからというものの２年間アップデートしなかった。なので私のイラストレーターはCC２０１８。CCが何の略かは知らぬが恐らくCCガールズか全日本プロレスの春の祭典、チャンピオン・カーニバルを意識したものだろう。

　CC２０２０にアップされたイラストレーター、今の所普通に動く。今日の進行分は終えた。だが全く気を許していない。この古いMACでCC２０２０が動くわけがないとさえ思っている。保存しようとコマンドを入力したら

「保存させません」

「保存しませんでした」

「保存したいですか」

というアラートが出てきても不思議ではない。

　ソフト社とハード社はいかにしてユーザーからカネを引きずり出すかという点で結託しているので、新しいソフトは古いハードでは動かない可能性が高いのだ。きちんと動かしたければハードを新しくしろという強制である。

　５年前のパソコンでも何の問題もないのだが、ソフト側が先走った結果２０１８は使えなくなったのだろう。再インストールしてもプツンだったのでそうとしか思えない。

　しかしなあ……。本体買うとなあ……。３０万か……。今は介護車両の導入を先に検討しないとならんからなあ……。