できればひとさまに迷惑かけたくないので
最近の大きい病院ってのは、コンビニどころか喫茶店まで入ってるんですな。カルチャーショック。
現在、病院内のタリーズコーヒーで眼尻釣り上げ、貧乏ゆすりしながらコーヒーをすすっています。長い長い待ち時間にはこういう店も必要。今更気づいた。
地元の大きい病院には、入院に必要なおむつとか靴下とか新聞とか袋入りの渋いパンとか売ってるタイプの小さい売店が一つあるだけだった。夢のないキオスクというか、移動できない移動販売というか。
病院で買うのは健康だけだと思っているので、それが普通だと思っていたら違った。田舎者の想像力の限界だった。まだ天動説信じてるくらい遅れてた。
待つのが苦手な人間としては、こういう場所は重宝したい。だから、貧乏ゆすりしながら待っている。
この貧乏ゆすりの源は、ニコチン中毒です。特大のストレスを連続で浴び続けた結果、やめていたタバコに逃げたのだが、これがまた効果てきめん。こらえきれない苛立ちやひざまずきたくなるような展開に出くわした時、まずはベランダで一服。タールが口内をねっとりと覆い、ニコチンが全身をかけめぐる。脳内で響く断末魔は、ニコチン反対派の脳細胞のものだろう。推進派はニコニコキャッキャと喜び駆け回り、生き残った反対派にドカドカととどめを刺す。多分ここらへんの表現が幼稚になっているのも、脳細胞がプチプチ潰れていっている為と思われる。
一番しんどい時は1日2箱にまでなった。これで千円ですよ。やってらんねえなあと決意し、2日で1箱に留めることにした。吸える場所が減っているというのもナイスアシスト。
病院内ではもちろん吸えない。車も禁煙。喫煙所以外の路上で吸えるほど気が大きいわけでもない。駅の近くまで行けば喫煙所もあるのかもしれないが、駅の周りに車を停める場所があるかどうか。
駐車場が用意されているパチンコ屋で吸うという手もあるが、半年くらい行ってない間に全面禁煙になったと聞く。狭い喫煙ブースが設置されているそうだが、そこに逃げ込んでまで吸うとなると、完全に動物園の生き物扱いである。キツエンシャという劣等種を見物するための檻だ。
読み返すと、ほぼ「タバコ吸いたい」しか言ってない。なんでやめることができたんだろう。
何年か前に禁煙したときは電子タバコを併用し、それが壊れたのをきっかけに完全にやめることができた。電子タバコは一年くらい前まで使ってたから手が出しやすい。まずはそっちに戻ろうかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます