「ぐでんぐでんの酔っぱらいをタクシーに載せてなんとホテルに連れ込もうとしてますが」
「どうもぉー天使の裁判所どぇーっす!」
ホテルの前にタクシーがとまってオッサンがニマニマしながら女性を抱え下ろしてたらいきなりぱあっと明るくなると白づくめの人物達がおっさんを押さえ込み、女性を抱き支えて介抱している
「天使の裁判所は性犯罪の現行犯をさくっと捌いてサクッと解決する裁判所だよーー
おっさぁーん、こんな酔っぱらいの女性をホテルに連れ込んでどぉするのおー?」
「ぼっ!僕はぁ、介抱するだけだよ、介抱、あはははははは」
「あーれ、でも、これ、急性アル中かもしれないんじゃなーい?
意識無いもんねぇー
コーいう場合って、病院に連れてったほうがいいよねぇー」
白づくめが女性の背中をさすってる。
胃の中のものを吐き出させたようだ。
「でないと、下手すると、殺人未遂だよぉー!さ!つ!じ!ん!」
「そっ、そんなぁ、ぼくはねっ!そんなぁ殺人なんて、あははははー」
「はっはぁーん、病院に連れてくと、睡眠薬を飲ましたのがバレルから、つれていきたいのかなー?それって殺人未遂だよぉー!さ!つ!じ!ん!」
「そっそんなことはないよっ!」
「そうだねえー、必死で勉強して、大学生になって、でも大学のときは全然モテなかったもんねえ〜ダサくて、」
「そっ!それがどうしたんだよ!」
「だから、女の人をマトモに口説くことができないんだよねぇー、学生時代ダサチンだったから。ダサチン。」
「そっ!それがどうしたんだよ!」
「君が今、女の人とセックスできてるのは、君が大企業に入れたからで、君の魅力じゃ無いってことさ。ダサチン君」
「そっそれがどうしたんだよ、俺がマスコミに入れたのは、それは俺が大学時代に真面目に勉強したからだぞっ!」
「でも、どうするのぉー、時間稼ぎしたおかげで、どうやら、薬が切れて目が覚めて来たみたいだよぉー」
「そうそうそ、ボクがこうやって、君が喋ってる間に彼女に見ず飲ませて吐かせていたからねぇー」
「エエッ、何をやっているんだよっ!せっかく酔い潰して・・・」
「・・・・ぬあーん、気持ち悪ーい!ここどこー?」
「こんばんはァー天使の裁判所デーッス!」
「この裁判所は、性犯罪の現行犯をサクッと解決する裁判所だよー」
「このおっさんはねぇー、君をベロンベロンに酔わせて。乳もんでたぁー」
「・・・ええっ!何それ、すけべ!変態!」
「どうするぅー、では早速言ってみよー、まずは!有罪か?むざいか?どっち!」
「ユーザい・・・ムザイ?・・・」
「いやいやいや、僕はねっ、君にそんなことしてないよっ!僕はねっ!君が酔いつぶれたから、介抱しようとしてたんだよっ介抱!」
「あ〜〜〜じゃあ、ここからタクシーで帰るから、お金頂戴!!お金くれたら無罪!!」
「そそそそれはないだろ!だって!ホテルの前まで来てるんだからさ、ささ、ホテルに入って、介抱してあげるよ介抱」
「いらなーい、この天使の人のおかげで、頭スッキリしたし!タクシーで帰るから!タクシー代頂戴!でないと、アンタが私をベロンベロンに酔わせて、ホテルに連れ込んで嫌らしいことしようとしてたって言いふらすよ!ユーザイダヨー、ゆーざーい!」
「ゆ〜〜〜ざ〜〜〜い〜〜〜!」ドンドンドン!プープープー!ドンドンドン!
「ゆ〜〜〜ざ〜〜〜い〜〜〜!」ドンドンドン!プープープー!ドンドンドン!
「ゆ〜〜〜ざ〜〜〜い〜〜〜!」ドンドンドン!プープープー!ドンドンドン!
「な!なんだよもう!あ〜〜〜〜〜じゃあこれで帰れ!」
オッサンが1万円出す。
女性はさっとその1万円をひったくり
「ありがとー!ゴチソーサーん!あ、天使の人、これでラーメンでも食べに行かない?」
「ラーメーン!!ぷーぷーぷーどんどんどん!!プープープー」
「らーめーん!!プープープーどんどんどん!!プープープー」
「駅前に朝までやってるラーメン屋あるじゃん!!タクシーれっっゴー!!無罪おっさん、バイバーイ」
「バイバーイ!!」
「バイバーイ!!」
「・・・・なんだよクソ!せっかく、ホテルに連れ込んでやったろって思ってたのに、台無しじゃねえか!!もうっ!嫌いだーーー!!」
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