「おぢょーちゃーんかわいいねぇー、ぼっ僕ははロリコン漫画に影響されただけですから!悪いのは漫画です!僕は悪くない!

公園で遊ぶ女の子の腕を掴んできたトイレにひきづりこもうとするおっさん

「いやーやめてー」

「ぐへへへーこの時間帯は誰もいないことは確認済みだぁぁぁぁぁぁ」

と、突然ぱあっと光が

白タイツの人物が男を押さえつける

「どうもぉー『天使の裁判所』どぅぇーっす!」

天使が降りてきた

「天使の裁判所はねえ、現行犯で、有罪かハッキリしてる犯罪者をズバッと裁く裁判所なんだよぉー」

「おジョーちゃんはぁ、このおじさんに公園のトイレに連れ込まれそうになってたよねぇー、こわかったかい?」

女の子の目は「お前もコワイわ」になってる

女の子は

「うん」

と頷く

「はーい!『うん!』来ましたー有罪けってーいでーす。ユーザーイ!プープープードンドンドンプープープー」

「じゃあ次はあ、量刑を決めるよぉー今なら懲役刑まで決められるよおーどーする?ー」

天使の示すボードには

●ばっきんけい

●ちゃうえきけい

●ちゃうえきけいでしっこうゆうよつき

と並んでいた

と、男が

「ぼっ僕は何も悪いコとしてないっ!

ちょっと、女の子と話がしたいだけなんだよっ!

ぼっ!僕は、エロ漫画を読んで、ムラムラしたからやっちゃったんだ!悪いのはエロ漫画だ!

僕は、ちょっと女の子と話がしたいだけだったんだ。

優しくしてたんだよ!」

と、言い出した

天使は 「はいーココで、「責任転嫁」入りましたー責任転嫁するってことは、また、同じように誰か小さい女の子にひどいことをするってことなんだよねえー。そうすると、はいっ!」

量刑を選ぶボードが

●死刑

だけになった。

「なっなんでだよっ、ちょっとした気の迷いだよっ!それなのに、」

男の顔が歪む

天使は踊りながら

「シーケーイードンドンドンぷーぷーぷーシーケーイードンドンドン」

と踊り回る。

「はーい、このおじさんはあと数分で死刑になるからねえーもう、怖くないよぅー、じやーねー『天使の裁判所』でしたー」

気がつくと夕暮れ、公園の街路灯がつきはじめた。

おじさんの姿も、天使の姿も消えている


もう、早く帰ろう。

今夜はカレーライスだ。

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