第8話 地下のカジノ

第8話 地下のカジノ


 地下にカジノがあり修一とヤコは中に入っていった。


 修一は現実世界でカジノには行ったことはないが想像通りの大きいカジノだった。そこにはバカラ、ブラックジャック、ポーカー、ルーレットなどなどさまざまな種類のゲームがあり地上とは比べのにならないほどの賑わいと人気の多さだった。


 夜に人がほとんどいない寂しい街になる原因がわかったのだ、カジノなどは夜に活動することが多く修一が来た時はほとんどが地下にいた、そしてカジノに来る奴らほとんどが荒れている人たちでありとても客層が悪く思えた、この世界に来て見たことのないものたちもおり、やはり現実世界でのカジノとは違う気がした。


 「ヤコさんこれってカジノですよね」


 「そうだ、ここはカジノだよ」


 「地下にこんなカジノがあるなんて思いもしなかったですよ」


 「この街は、地上はただの飾りに過ぎない、いろいろなところから来る奴らはみんな地下のカジノを目的として集まってくるんだ、昼間商売している奴らは大人しい奴らが多いいんだ。   だからカジノに来る奴らに警戒心を持っているそれが原因でこの街はの地上はとても寂しい街になってるんだ」


「やっぱりそれが原因でしたか」


 修一がこの世界に来て最初に踏み入れた街はなにもない街だとおもっていたが、そんなことはなかった。最初に見た景色はただの入り口であり本当の入り口はこの地下のカジノだったのだ。


 「いくらか貸してやるから好きに使ってこい」


ヤコは修一にこの世界の通貨を渡した。


「いいんですか、ありがとうございます」


 修一はその通貨を受け取り、初めてカジノをしてみようと思った。だが一回も現実世界でカジノを経験したことがない、友達とお金をかけてトランプゲームなどをやったことはあるのでルールなどは知っている。


 (おれ、カジノとか行ったことないんだよな)


 まず最初に目に入ったのがポーカーだった、ポーカーを見てみるとディーラーのような人はいなかった、机が並べられており、この世界のカジノは個人個人で賭けをしていく仕組みのようだ、目があった人に賭けを仕掛けて勝負していくしくみ、これなら友達とお金をかけて遊んでいたゲームと全く同じであった、1人目に修一があたった相手は外見もとても悪そうな人だった。

 

「おい兄ちゃん賭けようぜ」


 修一はその男の相手をすることにした、初めての相手だったが初めて来たなどは口にしかなった、慣れているような雰囲気を出したなぜならいろいろな特別ルールなどがあった場合相手が初めてなやつだとわかってしまったら舐められてしまい有利なルールにされてしまうとおもったからだ。


 「わかりました」


 ポーカーとは、5枚の手札の組み合わせで、カードの強さをきそうトランプゲームであり、一回だけいらないカードを何枚でも交換することができそこでできた役の強さを競うゲームである。


 修一とその男は最初に金額を決めて金をテーブルの上に置いた。


 ゲームが始まり修一が最初に回ってきた5枚のカードは何もやくがなかった、とても焦っている様子だった、一枚だけ残して残り4枚のカードを交換した、揃ったカードは一枚だけワンペアだった、そこで相手は掛け金を増やすか聞いてきた。もちろん修一は断りお互いのカードを開いた、相手は3枚のカードが揃っていていきなりスリーガードを出していた、1回目の勝負は負けたのだ、だかこのゲームのほとんどが運であり、相手との駆け引きがとても大事なのだと分かった。


 ここから修一は何回も勝負をしていき7勝3敗で勝ったのだ。カジノは初めてだったが友達とやるのとでは緊張感も違いとてもドキドキしたようすだっだ。


 するとどこからか叫び声が聞こえてきた


「なんでだよーーーークソっ、なんでだー」


 その叫んでた人はカジノの管理人のような人に引き摺り回され奥の扉の方へ連れてかれていた、修一はヤコを探し回った。ヤコはルーレットの場所に座っていた。


 「ヤコさんすみません少しいいですかね?」


「ああ、これ終わったらいくから待っとけ」


修一は休憩場所のようなところで待機しヤコを待っていた、するとまた叫び声が聞こえてきた。ヤコさんが戻ってきた。


「おお修一、たのしかったか?」


「はい!たのしかったです!それとヤコさんあの叫んでる人ってなんなんですか?」


「あーあれか?あれはカジノに金を借りてる奴だな、ある一定数の金額を上回るとあーやって連れてかれるんだ」


「そうなんですか、連れてかれるってどこにですか?」


「んーおれもよく知らないけどこのカジノを仕切ってる組織の奴らに働かせられるとかじゃなかいか?借りた分を労働で返すためにな」


 どうやらこのカジノはお金を借りることができるらしい、そしてその借りた額がある一定数上回るとあーやって連れて行かれるようだ。

 カジノを仕切っている組織がどのような人たちかなどはわからなく、これもまた裏があるのではないのか、とおもった。




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更生の六冒 仁谷ミハル @tatsui

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