第一幕ーー天蓋<てんがい>

第4話第八支部


ーー第八支部は、出来てから日が浅い、当然だ


「隠れ里」あるんやけど、どないしょ、うちーいつもの、仕事でいっぱいいっぱいやねん」(京都第一支部ーちなみに、首都は京都)


ーー支部長会議にて、全員一致で、やりたくない案件だったのが、それだ

つまり隠里にまで、呪術機関の手を張り巡らせること


「あの~それなら、私がやりましょうか?」


元第一支部(出は、九州)の人間、紀結きのゆいは、手を挙げた



ーーまぁ、仮にも第一支部で働いた経験がある(落ちこぼれだけど)人なので

大丈夫とは思っていた



ーー気候自体は、南国という感じまぁ、九州出身の「結」からすれば、このくらいなんてことはない


ーーさっそく、「屋敷」を作りたてた

ーーだだっ広い、屋敷を西と東に分け


西を、寝るところーー客人を止めるところ


東側を仕事部屋のサイドに完全に分けた



ーーー「結」は、さらに「組織」を二つに分けた

ーーー自らの組織、「第八」のメンバーの中には


「第一実験棟」と呼ばれるところで、管理ーー実験をされてた元一般人

(--これには、「結」も含まれる)と


ーーとある「集団」に、傷つけられ、非人道的な目にあった子供たち

の二つに


「主力部隊」の「いかずち」と「守り隊」と呼ばれる、教育組織に変えた



ーー第八は、ほかの支部と違い命令系統がない、動物的な各自の判断と

静的な慎重さが試される


ーーそんな、第八に留学生がきた


「ようこそ、第八へいらっしゃいました」


腰を下げるーー、20代前半に見える、中性的な人物これが、第八支部長

紀結だ


「--入るよ」「う、うむ」「お、おう」


そこへ入ってきたのは、各人がそれぞれの技術を持つものたち彼らは


彼らの仕事をしに、「第八」まで来たのだ

その群れの中に、「未来」から来た少女もいる


「あ、「兄貴」来てくれ」「兄貴、こっちも」


とりあえず、支部長としてあいさつをして、


群れを部屋に入れる


(、、、声が、まるで少女のように高い、女の子といっても違和感のない声だった)

割り振られた部屋に、入りそう思うーー同室はやはり女子


3人部屋である




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る