第9話 プロットはやっぱり必要だ
※商業的に成功したい人は下記を真に受けてはいけません。というか、こんな底辺物書きの戯言に時間を割いている場合ではない。
さて、何故表題のような考えに至ったか。一言で言うと「リハビリがてらに書いていて痛感した」からです。
今書いているアレですが、頭の中でおおまかな流れやネタがほぼまとまっていたのでそれをアウトプットすれば簡単に終わるだろう、などと始めの頃は思っていました。それから幾星霜、マジで全然書かない期間を挟んで続きを書こうとしたらこれまでの文章が繋がりのないメチャクチャなものになっている事に気付いたのです。公開分でもほんのりその気配がありますが未公開の下書き部分は更に酷く、話が脱線してあっちこっちに飛ぶ、話を続ける事をまるで考えていないような有様でした。結局、一度仕切り直そう、という事でその部分は削除しました。
プロットっぽいものを全く作っていなかったわけではないですが、随分前に勢いで書きなぐった粗雑な代物で、しかもそれすら参照していなかったら書けないんですよ。以前小説の執筆を車の運転に例えた事がありましたが、うろ覚えの道で地図やナビがなかったら迷うのは当たり前なんですね。短編(=短い道程)はそうでもなくて、通過すべきポイントが最低限なので頭の中で決めた経路でもおおむね問題なく進めるのでしょう。世の中には「プロットなんて不要だ」って人もいるのでしょうが、少なくとも私は無理です。一年やっててもまだまだ学ぶ事はあります。むしろ物書き二年生では知らない事の方が多いかもしれません。ガルシア=マルケスは『族長の秋』を上梓するのに七年(記憶違いだったらすみません)、夢野久作は『ドグラ・マグラ』に十年かかったわけですから、もっとじっくり取り組んでもいいんじゃない? という結論に至りました。
今後はとりあえず、プロットをしっかり練り直してから続きを書こう、と考えています。プロットの作り方が知りたい方は『冲方丁のライトノベルの書き方講座』でも読むか、『charasuji』『ストーリープロッター』などと検索すればソリューションが得られるかもしれません。駄目だったとしても責任は負いかねます。
ご退屈様でした。
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