第2話 異世界ファンタジーでやってはいけない事

なぜ続いた。

いやほら自分への戒めとか色々とね?

ツイッターでも書いたんですけど、拙作『エンジェリック・パラノイア』を書いてて気づいた事があるんですよ。

「異世界の住人しか出てこない作品で、倫理や道徳の話をしてはいけない」って事です。

前作『天蓋を穿て』で気づかなかったのは、主人公が(一応)現実と地続きの世界で育ってて倫理観もそれに準じたものになってたから。

ところが今作、体の構造からしてもう普通の人間が一人もいないんですよ。それで現実世界と同じような道徳的観念を持ち得るか、なんて考えずとも答えは「ノー」でしょう。異世界転移や転生が書きやすいのはそこの問題をパス出来るからなんだと思い知りました。

これを解決するためには作中世界における常識的な思考を提示しなければならないんですが、ここで出て来る問題その二が「常識の認識がキャラクター間で共有出来ていない」という世界観なんですね。身分や種族によって価値観がバラバラで、コモンセンスは何処にあるのか。挙げ句の果てに主人公は作中でも変人として認識されている。初手ストーキングで一体どんな愛が育まれるというのか。そもそもそこに愛はあるのか?


愚痴を書き連ねてきましたが、今回はこの辺で。

早く楽になりたいものです。

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