この作品を見かけた時は、よくあるパターンのハーレムものかと思って、読み始めましたが、意外にもプラトニック。
極振りを運などにした作品は多々あれど、加速度的に上がっていくチートな部分にもそれなりの順序があって、理由にも納得出来ると思います。
また、大体の場合の様に主人公最強とかせず、最後までしっかりと役割分担がされたままの部分も良かったと思います。
しかし作者は終わらせる為なのか、前振りの多かった部分や突発的な内容がサラッと書かれているだけで終わる事も多く、ちょっと物足りない様なトコや、納得いかない様な感じがしたので、もし作品を読まれる時は、参考になればと思います。
いい意味でね。
主人公はレイ。転生者であり、不遇職、錬金術師です。ステータスは運の極振り。
キャッチコピー通り、毒玉を投げて、ひたすらパリィして魔物を倒しドロップアイテムをゲットするのですが……
ダンジョンでリルルというヒロインに出会います。
そこからです。面白小説から一気に雰囲気が変わります。レイはリルルを幸せにするため、全力で努力します。
これが作者であるくま猫様の書きたかったことなんだろうな。
登場人物を幸せにしたいという想いが伝わってきます。
読んでて主人公レイに声援を。
ヒロイン、リルルの幸せな未来を祈らずにはいられませんでした。
素晴らしい小説です!
お薦めの一作です!