6.短編小説

 私は短編小説を読むのが好きです。長編も好きですが、どちらかと言えば短編の方が好きです。

 では、なぜ短編小説が好きなのか。短編小説に何を求めているのか、拝読した1500作品のタイトルを眺めながら、自己分析してみました。


 ■短編小説が好きな理由

 1.短い時間でサクッと読める

 2.エタらない

 3.感想を書きやすい

 4.突飛な設定のものが多く、斬新

 5.気軽に読める


 大きく分けて上記の5点だと分析します。


 1.短い時間でサクッと読める

 →「文章量」で前述したとおりですね、こちらについては割愛します。


 2.エタらない

 →短編でエタることは、そうそうない。ちゃんと始まり、そしてちゃんと終わる。その安心感たるや……。まあ、これは完結済の長編小説でも同じことが言えますね。


 3.感想を書きやすい

 →こちらの感想は「応援コメント」の感想ですね。

 おもしろかった! きゅんとした! それだけでも作者はうれしい。そんなことはわかっている。

 でも、長編を読み終わった後、感情が高ぶりすぎで語彙力消失、言葉にできず、ただ、「おもしろかった!」という感想しか出ないことがあります。それに対して「おもしろかったです!」だけだと流石に失礼なんじゃないかと思い、そのまま♡と★を投げて去ることもしばしば……。書き手ですらこう思うのだから、読み手の人の”一言感想”はハードルが高いと思います。

 翻って、短編小説の場合はどうでしょう。短編小説なら、一言感想が許される気がするのです!

 きゅんとしました。特に〇〇が! これでOKです。多分。熱い感想を頂ければもちろんうれしいですが、短くても「失礼ではない」と思います。(自論)

 なお、個人的には長編でも”一言感想”とっても嬉しいです。面白かった、それがある意味物語の全てではないでしょうか。(自論)


 逆に、短編はおすすめレビューが難しいです。少し気を抜いたらすぐにネタバレになってしまいますから。ですが、応援コメントの感想という名の第一稿があるので、それをベースにネタバレ部分を除外していくという方針ならば比較的書きやすいのではないかと思います。

 応援コメントの内容とおすすめレビューの内容が同じ=まったく問題ない。(自論)


 4.突飛な設定のものが多く、斬新

 特にSFですね、本当に突飛なお話が多く、読みごたえがあります。

 後の貢の『超おすすめ作品』には載せていないのですが、作家の「ちびまるフォイ」さんは、ほぼ毎日短編小説を投稿しているのですが、それが、本当にすごい。毎日ですよ。毎日毎日、よくそんな突飛なネタが出てくるなと、しかもそれを物語に昇華している。すごいの一言。超おすすめ作家さんのページがあるのならば筆頭であげていたでしょう。

 話が脱線してしまいましが、短編小説は変わった設定、そしてその設定ならではの物語が多く、それゆえインパクト大で忘れられない物語も数多くあります。


 5.気軽に読める

 空いた時間にサクッと、感想を伝えたくなっても一言で許される。そして何より、頭を使わなくていい。

 前述した通り、特殊で斬新な設定の小説が多いですが、その説明が端的に簡潔に、非常に分かりやすく書いているのです。なので、スッと物語に入っていきます。

 あるいは、設定の説明などなくても、会話だけでその設定がわかるものも数多くあります。小難しい単語も知らない言葉もほとんどないので、ノーストレスで読み始めることができます。

 また、登場人物や、世界設定、過去を覚える必要がないという点もあります。

 特に長編小説の場合、終盤になると登場人物が増え、「誰だっけ?」となることがままあります。ですが、短編小説ではそれがない。


 以上の理由から、私は短編小説が好きだと分析をしました。

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