第16話 愛妻弁当

神様の計らいで祝福された土地を増やしてもらった


そこに僕と梅ちゃんの新築を立てる予定だ、材料の木は父さんが沢山用意してくれた、道を造るため毎日木を切ってたからね父さんは、製材までしてくれている、父さんのチェンソー技術はすごい


その中でも製材に向かない丸太を使ってログハウス調だ

道づくりも終わって父さんも暇だったようで一緒に作ってくれる、父さんはログハウスを造るのが夢だったっていってる、とても楽しそうだ。


一方で僕の中にはパソコンがいる、計算などはすぐにしてくれて、寸法などははかりも道具いらずである。


そしてのこぎり引きというのはかなり鍛錬に向いている、大分背中の筋肉がついた気がする。


そして新妻の梅ちゃんは朝早くから僕に食べさせる食材を採取しにいった、イナブという魔物らしいが、僕もこの世界で1年魔物を食べるのに躊躇もなくなった、美味しいのばっかしだしね、イナブはこのあたりの魔物の中では一番美味しいと梅ちゃんが言っていた、どんな味なんだろうワクワクしている。


そして新たに獲得したスキル「絆の共同体」で梅ちゃんの感情まで共有している、危険が迫れば離れていてもそれを感じることができる


そして、僕と父さんで丸太を持ち上げてるところで、感情の高ぶりを感じた、そして魔力の消費もあったようだ。


魔力をこれだけ使うってことは相当な獲物なんだろうな


{否!魂の共同体により能力が梅殿と和也で共有になっている、梅殿はデーモンスパイダー、同じレベルなら倍以上の能力差がある、しかし和也と共有されていることで、すべての能力が下がっている、それを補うために魔力を使ったのだろう}


え~そういえば重い丸太を持ち上げている僕、僕の力が上がったのではなく梅ちゃんから力を貰ったのか・・


{その通り、勇者という職業はレベルの上りもステータスの上りも他の職業に比べて遅い、だがほかの職業がレベルが高くなるにつれて、ステータスの上りもレベルも上がりにくくなるのにつれて、勇者はどんどん上がっていく、勇者は1日にしてならずということだ和也}


そして11時ごろ梅ちゃんが帰ってきた、とても上機嫌だ!


「あ!和也さん!とっても大きなイナブが取れました!料理しますね!すごくおいしいですから!」


梅ちゃんは上機嫌で家の中に入っていく


今日は美菜と母さんがシラクサに言っている、ばあちゃんは裏庭で作物の手入れをしている

ゼオンさんも一緒だ!


そして昼になった!家はまだまだ土台作りの段階だふぁ輪郭は見えてきた、父さんのチェンソー技術と梅ちゃんからもらったこの力が発揮している


梅ちゃんがばあちゃんとゼオンさんを連れて建設現場まで来てくれた


ゼオンさんが即席でテーブルを作ってくれている、木の加工はゼオンさんが行うと触れただけで形になる。

でも家だけは僕の手で作りたいと思った。


「私も久しぶりに食べるねえ昔はよく食べたんだよ!」


婆ちゃんがこんなことを言った、ということは地球の食べ物か、どことなく安心感が生まれた


「開けますよ!じゃ~ん!イナブの朴葉蒸しです!」


思い出した・・・・梅ちゃんは蜘蛛だった・・・・

目の前の料理は間違いなくバッタだ・・・あああイナゴかイナゴ→イナブなのね・・・


熊も蛇も美味しく食べてきたけど、虫はまだだったな

父さんも若干ひいている・・・


「ほれ、私も佃煮つくったよ!イナゴって言ったら佃煮だね」


「ほ~美味しそうな匂いですなあ、康江さんは料理名人だ」


「も~ゼオンさんたらほめすぎだよ!」


婆ちゃんとゼオンさんがいちゃいちゃしてる、爺ちゃんを見てるみたいだ




「こっちが美恵に教えてもらった料理法をイナブで作ったの!イナブのから揚げ、イナブの生姜焼き」


ははははは

「お・・美味しそうだね・・・」


途端に梅が悲しそうな顔をする・・・そうだった感情の共有があるんだ・・・


「いや!梅ちゃん!いただきます!」


イナブの蒸し焼きをかぶりつく


あれ!?美味い・・・まるで大きなエビ、この足のとこなんてカニの足みたいな味だ!


「美味しい!美味しいよ!梅ちゃん」


これも伝わったようだ!


「本当に美味しいねえ!、こりゃ日本のイナゴよりうまい」

婆ちゃんも気に入って食べている


「よかった~この頭のぶぶんがおいしんです!」


梅ちゃんがイナブの頭をもぎ取り僕に差し出す


う!複眼だ・・・昆虫だしな


複眼がはっきりわかるほどに大きな頭だ


「ほ!ほら和也!梅ちゃんが作ってくれたんだぞ!」

父さんが僕を促す、そんな父ちゃんはまだ何も食べてないじゃないか


うう、梅ちゃんの不安の感情が押し寄せてきた


「ありがとう!」


イナブの頭にかみついた・・・・美味い・・・パリッとしてて、それでいてジューシーだ


「おいしいよ!すごくおいしい!」



「やった!」


梅ちゃんのうれしい感情が押し寄せてきた


「父さん!美味しいよ!父さんも食べなよ!」


「是非お父さんも!」


父さんは覚悟を決めてから揚げを口に含んだ


「!美味い!これはビールが飲みたくなるなあ・・・」

缶ビールはとっくに在庫がなくなっている


日本酒は婆ちゃんが味醂づくりの時に一緒に作った濁り酒があるドブロクってやつだね

父さんは甘いドブロクよりもすっきりしたビールを恋しがってるようだ

僕は酒は飲まないが(まだ未成年だしね)無性にコーラが飲みたくなる、そんなもんだな


炭酸自体は婆ちゃんの魔法で空気を圧縮して作れる、果汁と混ぜれば炭酸ジュースだ


だがコーラだけはできない、コカコーラの製法は門外不出で明かされていないとパソコンも言っている

コーラが飲みてえな・・・



「ツクダニも美味しいです!康江さん今度教えてください!」


「いいよ!ビシバシ教えてあげるからねえ」


「はい!よろしくおねがいします」


こうして我が家の幸せな生活が過ぎていく

*******

家つくり作業などで和也のスキルが上がっている





和也 勇者Lv16

 スキル「神の知識」lv10

    「一刀両断」戦士スキル、一撃で致命傷を与える

    「絆の共同体」

     剣技 lv26

     剣技短剣 lv22

     棒術 lv20

     治癒魔法「ハイヒール」lv18

     風魔法「エアカッター」lv16

     火魔法「火球」lv18

     土魔法「土移動」lv19


梅 魔蜘蛛 lv16

 スキル 「勇者を支えるもの」

     「絆の共同体」

     粘糸 

     鋼糸

     擬人化



美菜 格闘家lv23

 スキル 「旋風脚」lv13

     「一撃必殺」lv10

     「チャクラ」lv10

     「気功術」lv10

     「気弾」lv5


和義 戦士 lv51

 スキル 固有武器「チェーンソー」

     剣技 lv34

     剣技短剣 lv41  


美恵 賢者 lv46 称号『女神』

スキル  「ヘーラーの祝福者」

     風魔法「エアカッター」lv25

     水魔法「女神の祝福」 lv1

     治癒魔法「ハイヒーリング」 lv8


康江 魔法使い lv95

 スキル 火魔法「火球」lv87

     土魔法「形成術」lv60

     光魔法「サーチライト」lv40

     空気魔法「空気圧縮」lv50

     闇魔法 「バイオコントロール」lv40

         「ダークミスト」lv45


ミーニャ 化け猫 lv5

タロ 犬 lv3 

    「逃げ足」lv8  


花 殺人蜂 lv46

 スキル 「婆ちゃんのお気に入り」よく働く花ちゃんは婆ちゃんのお気に入り

     「大号令」



守護者 ゼオン 長寿朴 lv85

    スキル「魂感知」












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