幕間

今でもあの夢は覚えている。

というのも、あの夢は一回きりで終わるものではなかった。あれからも何度かあの夢を見ることがあったのだ。もっとも、慣れることはなかったが。

あれは自分の人生の行く道を決定したと言ってもいいだろう。あまりにも強烈なあの光景はまだ子どもだった私の覚悟をより一層強固にした。それだけで終わることもなく成長してからもあの夢を見るたびに私の人生は明確な目的を持たせられることになった。確かに二度、三度と見ていれば夢であるということはすぐに理解できるようになっていた。しかし夢だからと言って気にならないわけもない。いつだって私に鮮やかな恐怖を、強い覚悟を思い出させるのはこの夢だった。


話が逸れてしまったな。とはいえ伝えたいことをただ淡々と話してもつまらない、どうかこれからも私の人生のすべてを書いた寄り道だらけの文章を見ていって欲しい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る