仲の悪い妹(兄)と仲良くなるための方法はありませんか?

カイトダチョウ

プロローグ

我が家に彼女がやって来た日のことを、よく夢に見る。

3月の上旬、まだ寒さが残るような季節だった。母さんに連れられた彼女は、目をキラキラと輝かせ僕を見つめてたっけ。

今日からお前の妹になるんだぞ。

よろしくね?

両親の願いに、笑って、うん!と答える。

自分の番はまだかまだかと待っていた彼女は、ニコッと太陽のような笑顔をむけて言った。

「よろしくね!お兄ちゃん!!」っと




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





bee!bee!

無慈悲な音が部屋中を駆け巡る。今日は、週末だと言うのに学校用のアラームがなったらしい。時刻は8時過ぎ、まだ何かをするには早く、上村 翔真(かみむら しょうま)はベッドの上でボーッと時間が過ぎるのを待っていた。

はぁ〜っとため息が漏れた。


「どうしてこうなったんだ。」


そんな心の声はこの2人しか居ない家では誰にも通じることなく消えてしまった。


━━━━━どうしたもかね


何がどうしたものなのか。それは、俺と妹である愛華(あいか)との関係である。

  俺の妹は引きこもりで、絵を描いてて、それでもって兄さんのとこが密かに大好きで、っと言うことはなく。性格は陽気で髪は茶髪でまさに、クラスのカースト最上位に君臨するようなやつで、2次元の物が嫌いで、俺のことが大嫌いな妹だ。。

それでも、俺はそんな妹と仲良くなりたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

仲の悪い妹(兄)と仲良くなるための方法はありませんか? カイトダチョウ @kaitodatyou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ