C-LOVERS

佑佳

OPENING act

CLOWN on the stage

 ダラララララララララララ……


 ダンッ!



 スポットライトのの交錯が、それと同時に止む。


Ladysレディース andアーンド Gentlemansジェントルメーン!」


 その一声で、交錯したスポットライトの三色はになり、壇上の彼に集中した。


「ようこそ、YOSSY'sヨッシーズ stageステージへ」


 眩い閃光を浴びて、壇上にただ一人立つ彼はニヤリと口元に笑みを貼る。


「これよりしばし、皆々様のお時間をこの僕にお預け願いたい」


 右掌を胸元へ。そうして深々と、優雅かつうやうやしく頭を下げる。

 毛髪は美しいブルーアッシュに染まっている。スポットライトは、そのブルーアッシュを宝石の輝きのように照らし出す。


「さあ、世界を美しく変えに参りましょう。この僕と共に」


 キラリ──いや、ギラリ。

 彼の眼がレンズの奥で、含みある光を放つ。


「その手に抱えしマイナスを、僕らがプラスに換えてみせましょう」



 拍手は、まだ誰一人打たない。



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