第63話 その発信、お客さんが見たらどう思うか考える
あるお店屋さんのSNSを見たら、客を引き付ける方法とか稼ぎ方についてとか書かれていたんです。
それが悪いこととは言いません。
意識が高そうな感じで、セミナー仲間向けや同業者向けへの苦言でもあったのでしょう。
でもそれ、お客さんが見たらどう思うでしょう。
ネット小説を書いてる人もよくこれをやりがちです。
小説のタイトルの長さがどうとか、他の人の意見を引用してバトルをしたりとか。
もちろんSNSの発信はその人の自由です。
企業のTwitterでも自由にリプしたり、エゴサして引用で返事しているところもあります。
でも、中には「お店のSNSなら新メニューの話とかどんな食材を使ってますとか料理の写真とか見たいのになぁ」という人もいます。
そして、そういう人はサイレントマジョリティーであり、黙って見ている人も多いです。
SNSで発信して反応が欲しくなると、お店屋さんでも苦言であったり、ビジネス語りであったりが増えがちです。
ただ、それを見て、本来お客さんになるはずの人が(わぁ~、なんかこの店、意識高い系で恐そうな感じ。行くのやめておこう)と黙ったまま、そーっと引いてしまうこともあります。
小説を書く人も同じです。
SNSで反応欲しさに何か厳しいことを語ったり、ニュースについてあれこれ言って戦っていると、本来の読者さんが離れてしまう場合もあります。
自分も攻撃的で先鋭的な性格で、余計なリプをしたりしてしまいがちなので、気をつけたいところです。
自分をお店屋さんに置き換えて考えたら、なんかいつもいろんなところと揉めてそうな、そんなお店には近づきたくないかもしれませんしね。
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