第54話「評価します!」という人が実際の審査員ではない
最近はSNSで「小説を評価します!」という方もいらっしゃいます。
無償の方も有償の方もいらっしゃいます。
客観的に見てもらうことが出来、アドバイスをくださる方もいて、ありがたいです。
ただ、こういうのに参加しすぎて、悩む方もいらっしゃいます。
そういう方にお伝えしたいのは「評価します! という方が実際の小説賞の審査員ではない」ということです。
実際の審査ですら、下読みをする人が「これはいい! きっとこれが大賞だ」と思うようなものが本審査になったら全然な時もあります。
また、本審査でもある人が「ものすごくいい!」と思ったものが、全体の話し合いになると全然評価されないということがあります。
中には「あれ良かったのになぁ」と審査員をした人がすごく残念に思っていたら、その良かった作品を書いた人が別のところで賞に輝いてものすごく売れた、という話もあるそうです。
実際の審査員ですら意見が分かれるのですから、SNSや依頼サイトで評価してもらい、それでダメだとしても、本当にダメかはわかりません。
意見を聞きすぎたり、悩みすぎて、自分の個性や尖った部分をなくさないよう、ご利用ください。
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