第42話 感謝する。とにかく感謝する。感謝する。

「今日も客が全然来てなくて。2組しかいない。やる気なくすわ」

「せっかく3日間煮込んだシチューもオススメですよと言ったのに1人しか頼みもしない。その人だけがうまいって言ってもなぁ」


 こんなことは書いちゃダメ!

 と書かれていたのは起業系の本です。

 

 そうですよね、こんなTwitter流してるお店あったら嫌ですよね。


 では、どうするかというと、とにかく感謝するのです。

 来客が少なかったとか、そういうのは飲み込んで。


「今日もご来店いただきありがとうございます! 今の季節、ディナーの時間はご予約なしでもお入りいただけますので、是非またご来店ください!」

「当店のシチュー、好評です! 本日も美味しいとのお言葉を頂きました。3日間煮込んだ自信作です。ランチでも提供しておりますので、お待ちしています!」


 この文の出来不出来はさておき、愚痴より感謝のほうが心証は良いはずです。


 小説も同じです。


「新作発表したのに全然読まれない……」とかではなく「お読みいただきありがとうございます!」でもいいから感謝をするのです。

 一人でも「面白かった」書いてくれる人がいたら、その日のPVが1でも感謝するのです。


 何かの宗教かって感じがしてしまうと思うのですが、本の帯でも見ませんか。 『話題の本』とか『○○絶賛』とか。

 とにかくプラスイメージのほうを押し出すのが大事なのです。


 このあたりは思考のシフトチェンジみたいなものです。

 自分も愚痴りたくなるのをぐっと抑えてやっていたりするので、一度やってみてください。

 うまく出来ない気がしたら「これがお店屋さんだったら……」と思ってみてください。 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る