第31話 自分で本を作る方法

 本を出しました。電子書籍です。


 詳細についてはプロフィール欄(https://kakuyomu.jp/users/inoueminato/news/1177354054905253704)にTwitterのIDがあるので、そちらからご覧ください。


 電子書籍といっても、どこかの出版社から出たものではありません。

 自分で作ったものです。


 前に『無料本を作ってみる』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054893985990/episodes/1177354054894148190)を書いた時に、作り方について書いていなかったなと思い出したので、作り方について書いてみたいと思います。


1.原稿を用意する

2.表紙を用意する

3.epubかPDFにする(電子書籍を出すサイトによって形式が違います)

4.電子書籍サイトに登録する

5.審査が終わって問題が無ければ発売


 だいたい流れとしては、こんな感じです。


 原稿を用意する前にターゲットはどうするか考えるとか。

 発売した後に宣伝しないといけないのをどうするとか。


 そういうのはあるのですが、ひとまず発売するだけなら、これだけです。


 原稿は好みに寄りますが、Wordなどで縦書きで書く人もいますし、自分はテキストで書いてます。


 表紙は画像ソフトを使う人もいますが、自分はそういうのはもってないので、無料のアイビスペイントで作りました。

 

 epubやPDFへの変換は「epub 変換」「PDF 変換」というので検索すると出てきます。

 それで変換すればOKです。

 

 間に挿絵などを入れる時は少し複雑なようですが、そのサイトの説明に書いてあります。


 後は発売したいサイトに登録するだけです。

 

 小説サイトと同じく、サイトによって傾向が異なります。

 

 Amazonだと大人の年代が多く、女性もいますが男性が多くてビジネス書とかが売れるとか、コミケの分類的な意味での男性向けだとDLSiteが強いとか、二次創作ならpixivのBOOTHとか、ブックウォーカーはラノベ系かな……?


 このあたりは日々変化がありますので、サイトの傾向とかを見て、自分が合うのに登録してみてください。

 

 カクヨムへの誘導という点ではブックウォーカーがいいのかもしれません。


 電子書籍のいいところは、印刷費などがかからないところです。

 

 同人誌を刷るにしても、万単位のお金がかかってしまいます。

 また、それを売るためにイベントに出ると1回6000円くらいは場所代だけでかかります。

 

 でも、電子書籍は自分の労力以外はかかりません。

 

 自分の場合は本を出すに際して、1から書いたので時間がかかりましたが、もうすでに長編を書いていらっしゃる方々は、それもいらないので、後は作業だけです。


 また、出版社から出した本でないと、書店に並べることは不可能ですが、電子書籍の場合は他の本と同じように並べることが出来ます。


 そういう点でも電子書籍はいいところです。


 無料のお試し本を作るのでも、あるいは愛着のある完結したお話をまとめるためでも、自分で本を作ってみるのもいいかもしれません。


 最近は小説サイトに投稿しながら、自分で本を出す方も増えてきています。


 小説投稿サイトとは、また違う読み手さんが付く場合も多いようです。

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