第23話 仲が良いことと、作品を読むかは別
創作する人同士で繋がりを持つ方もいると思います。
ただ、繋がるときに忘れてはいけないことがあります。
それは「仲が良いことと、作品を読むかは別」ということです。
その人とあなたは創作の苦労を分かち合えるかもしれません。
「出だし書くのが苦手で」とか「途中から読まれなくなるんだよね」とか。
でも、そうやって話が合ったり、趣味が合ったりしても、相手はあなたの書いてるものを読まないかもしれません。
そういうものなのです。
「繋がったなら相手のものを読むのが礼儀」とか「こっちは読んだのに、相手が読まないなら縁を切る」みたいなのを持ち出してはいけないのです。
また「自分の書いてるものを読んでくれないなんて、私のことを嫌いなのでは?」と悩まないでください。
ある日、不意に読んで「すごくおもしろかったよ」となるかもしれません。
中には「○○さんの文章は好きなんだけど、読むと影響されちゃって文章が似てしまいそうだから読まないようにしている」という人もいます。
自分もそういう面があります。
なので、読むのは全然ジャンルの違う人のものとか、自分の書かない詩だったりします。
さらに突き詰めると、その人が好きでも、その作品が好きとは限らないのです。
自分はある文豪がとても好きですが、しかし、彼の作品はどちらかというと、登場人物の心情がうじうじしていて得意ではありません。
これは現在の人同士でもあることだと思うのです。
かといって、ずっと好みじゃないかというと、ある時、不意にこの作品はいいなとなるかもしれません。
忘れてはいけないのは「仲がいいことと作品を見ることは別」ということです。
これを忘れて「仲がいいんだから○○してくれるはず!」となると、付き合うのが辛くなるので、忘れないようにして創作活動をしたいものです。
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