第9話

俺は、暗い暗い場所に居た……


薬を飲み過ぎたか??


分量調節をしないで、飲んでしまったからな……


俺は、額に手を当てて見た……


自分の腕は、見える……


よかった、胎児までは、戻ってない……


俺は、ゆっくりと起き上がると、自分が裸で大人の体である事を実感した……。


俺はすぐさま携帯を探し、時間を確認した……。


「よかった……

 プロポーズする一ヵ月前だ……」


俺は、そう呟いて携帯を閉じると、ベットから声が聞こえて来た……


「も~!

 エッチの後に、携帯を弄る人って最悪だ~」


振り替えると、ベットから起き上がり、膨れた顔で、俺を睨んだ……


俺は、嬉しかった。

生きている深雪に、出会えた事が……

深雪の口癖である「もー!」が聞けた事が……


俺は、思わず抱き締めていた……。


触れた肌の温もりで、心のの底から、何かが沸き出手来るのを感じた……


俺は、大きな鏡に写された自分の姿を見て安心した。


 きちんと……

 若返っている……


と……


俺は、ソレを確かめると、深雪をそっと押し倒した。


「元気ねぇ~」


深雪が、そっと呟いたが、あえて気にはしなかった。


結局、朝まで愛し合った。


その結果……


二人とも、職場に遅れた為、一緒に怒られるハメになった……


…………………………

……………………

…………

……

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