第4話 ー非日常ー

 いつもなら決して煙(タバコなど)には近づきはしない。むしろ全力で避けるタイプであるにも関わらず、今日はそこに自分から赴いた。

 いつもとは完全に違う。理由は簡単である。「大切な人が亡くなった」のだ。


 作者が朝、駅に着き、エスカレーターを上がりながらケータイの某トークアプリの通知を見ると「ひらのばあちゃんが亡くなった」と父から連絡が入っていた。

 作者は、普段から自分が予想もしていないことが起こると、反応がとんでもない時間差で出る傾向がある。

 連絡を見た瞬間はただただ驚きであった。その後、作者にはアルバイトの時間が迫っていた。自転車で駅に向かい、いつも通りの日常が送られるはずだった。

 だがしかし、非日常を伝える通知がすでに作者のケータイには入っていたのだ。

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