第三〇三回 それは、今宵の執筆に託すの。


 ――きっと、梨花りかもそうだったと思う。今はもう習慣ともいうべき大切なもの。



 梨花がプラモデル大好きなように、僕は℮スポーツが大好き。


 そして僕と℮スポーツ参戦の時は、梨花は楽しそうにプレイしていたし、僕もまた梨花とプラモデル制作の時は、とっても楽しい。お互い楽しさを共有している。



 ……だからでもあるのかな?


 今日もまた執筆しているの。体が疲れていて、脳が痺れるほど真っ白で……お布団に横になって睡眠へと誘われても、また起きてミッドナイトで執筆。


 それでも朝から普通に登校。その後の授業も一日の流れも気にしつつ、睡眠の不足がないよう気も配る。だからこそ、この文字数。毎日更新を実現するために。



 梨花がお泊りに来られても、

 僕が梨花のお家にお泊りしても、太郎たろう君のお家にお泊りした時でさえも、僕は更新していた。デスクトップはお家にステイだけど、イエローのノートPCは常時、僕のお供をしている。ここまで来たら、もう好きだけのレベルではないのかも……だ。


 三か月……


 葉月はづきちゃんのことで三か月、停滞していた以外は……


 辛くて泣いていても執筆し、

 悔しくて怒っていても執筆し、それとは対照に面白くて、笑っていても執筆し、

 楽しくて気分上々でも執筆し、喜怒哀楽……すべて共にしてきたのだ。


 梨花がそうだったように、僕も、エッセイを書き続けている。それがたとえ物語だとしても、それは現実から生まれた物語だ。見たこと、聞いたこと、感じたこと、そして記憶に残ったこと……それは紛れもないノンフィクション、現実なのだ。不思議なことでも。


 だから執筆はやめられないの。それはとっても大切なことだから。



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