新章たるウメチカ!
大創 淳
第一章 『ウメチカ』とは?
第一回 それは、身の上話から。
……悩んだけれど、やっぱり語る方が良いと思った。
それはパパのこと。
僕の、パパのこと。……或いは、または僕とパパとの出会いも含めて。
まずは自己紹介だね、「あれれ、この子知ってる」って思ってくれる人、または「この子って、あのエッセイを書いてた子とよく似た子で、確か名前が……」と、覚えてくれている人がいてくれたら――とっても嬉しいの! 感謝感激だよ!
……僕の名前は『
あのエッセイを書いていた子と同じで、一人称は『僕』
つまり僕もまた『ボクッ娘』だ。……僕もまたエッセイを書く、新章たるエッセイを書く。でも、あのエッセイ……もうややこしいのでタイトル出しちゃうけど、『りかのじかん』の新章ではなく続編でもない。
なぜなら僕は、『りかのじかん』を書いた『りか』ではなくて、
本名でいうなら『
だから、それらの意味でも、これから綴るエッセイは、僕自身の新章だ。
令和元年のXマス。
ステンドガラス煌めく聖なる地により、シングルマザーを長年に渡り勤めてきた、僕のお母さん、星野
『ティムさんに、
パパ以上の何かを求めそうな、そんな気がするの』
……ううん、やっぱり何でもないね。僕にとって初めてのパパだから。
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