ー 悪夢的?それとも幻想小説的? ー
これは、僕の個人的な感想だけれど、
映画CATSは猫の日常を、なるべく忠実に猫の視点から描こうと試みているように思えた。
猫の、猫に対する接し方。あるいは、人間に対する接し方。
息づかい。足音。
あるいは、猫それぞれの性格。
そういうものを、あくまで猫の立場で、あくまで猫それぞれを忠実に、
描こうとしているように思えた。
それ故に、この映画は少々どころか、かなり、
人間にとっては、とっつきにくいのかも知れない。
幻想的と言ったら聞こえはいいが、それがその人の性格に合わない描写なのだとしたら、「これは悪魔的だ」と思うのは最もだろう。
僕は、この映画をものすごく気に入ったけれど、
別の誰かにとっては、この映画を鑑賞すること自体、
身の毛もよだつ体験になることも、当然あるかも知れない。
ただ、それはどちらにしても、
この映画がやろうとしたことがうまくいったということに他ならないと僕は思う。
続く
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