第50話 夏の始まりと妖怪 7
現れた将義に久宝が驚きの表情で帰ったのではないかと尋ねる。
「一応顛末を見届けて帰ろうと思ってたんで、ずっと近くにいた」
「やはりその姿消しは厄介だのう」
「てめえっ!」
興奮したままの鳶丸は標的を将義に変えて、殴りかかる。それを将義はまた転がす。起き上がり、転がされるという光景が何度も続く。
それを見つつ職員は将義を指さす。
「あちらの方は?」
「ん? お主の同僚ではないのか? 今回の事情を知らせに来たのだが」
幸次から聞いていたことを思い出し、職員は「ああ」と頷く。
「上司からそういった者がいるかもしれないとは聞いていましたが。初めて見る顔だ、よその組織の人間でしょうか」
「お主も何者か知らぬのか。そういった役職の者かもしれぬな」
「そういった役職というと?」
「昔ならば忍と呼ばれた、表に出ずに事をなす者だ。あやつならば誰にも知られず動くのは容易すかろうて。わしらに気づかれずに里に入ってきおった。あやつ自身が姿を見せるまでわしらはそばで話を聞かれていることに気づかなんだ」
「そこまでの隠形の使い手など聞いたことありませんね。忍というのもあり得そうな話です。うちにそういった者がいたのか、もしくは上司の個人的な伝手か」
二人が将義について話しているうちに、鳶丸はいいようにやられることに怒りを募らせ、背に隠していた短刀を引き抜いた。
それを見て将義は鼻で嗤う。
「雑魚が武器を構えたところで雑魚に変わりないんだから、さっさと諦めればいいものを」
「んだと!?」
煽るように言った将義に、鳶丸は激情のまま斬りかかる。
てっとりばやく終わらせられるかもしれないと、煽って感情を吐き出させるという久宝の案を実行したのだ。
「それはさすがに!?」
「無謀じゃろう」
無手のまま、突き出された短刀に応じる将義を見て、思わず二人は声を出すが、次の瞬間驚きで声を失う。
将義は人差し指の先で短刀の切っ先を受け止めていた。
鳶丸も驚きつつも続けて短刀を振っていき、受け止め続ける人差し指の薄皮すら斬れずにいる。
「やはりその程度でしかないのか。使う刃物が鈍ならば、腕も鈍。ぴったりじゃないか、よくよく身の程を弁えているな」
将義は鳶丸を挑発し続けて、攻撃を止めさせない。
そうこうしているうちに鳶丸は怒りにまかせているだけではどうにもならないと心の一部が冷静になっていく。それにともない大振りの攻撃はなくなり、動きが洗練されていく。
動き少なく指一本で対処されるという光景はかわらないのだが。
「なんとまあ。術に優れているだけではなかったのか」
隠形に人除けに結界と高度な術を行使するため、術師と思っていた久宝は体術も修めていることに感服といった表情だ。
職員は困惑したように争いと呼べない光景を見ている。
「なんでしょうか、すごい違和感が。鳶丸と言いましたか。最初彼は短刀を振り回すだけでしたが……」
「違和感? ふむ……なんとなく言いたいことはわかる。逆のように思えたとかそんなところか」
「ええ、そうです。人間と妖怪の対立図、言葉で表すならそのままなんですが」
職員には将義が妖怪に、鳶丸が人間に見えてしまった。感じられる力は霊力と妖力で、人間と妖怪の戦いとわかるのだが、目で見たものは逆なのだ。
少し前に職員自身が言ったが、妖怪は人間より上。そのため道具と積み重ねた経験と技術を持って人間が妖怪に立ち向かう。
そして目の前の光景は、鳶丸が積み重ねたものを持って、将義に挑むというものだった。鳶丸の動きから、荒事が得意ではない職員にも努力を重ね得た強さがあるとわかる。それを一蹴する将義を見ると、推し量れない力量もあって人外のように感じられてしまった。
「まだまだあっ!」
「諦めの悪い。鳥系の妖怪なんだから、鳥頭だろうし恨みつらみ怒り悲しみもぱぱっと忘れられるだろう」
「忘れられるものか! 忘れてたまるか! 故郷を奪うどころか、壊して帰ることすらできなくしやがったお前らのことをいつまでも憎んでやる!」
「憎むだけでなにもできないんだから、忘れても同じだろう。無駄なことでしかない」
「無駄などと言わせん! いつの日かこの胸に宿った暗い炎はお前ら人間を焼き尽くすっ」
「お前個人の恨みで同胞も同胞の住処も焼き尽くして、なにもかもなくしてしまいそうだがな。あ、人間と同じことをやろうとしてるな。憎い人間と同じになろうとしている気分はどうなんだ?」
「うるせえ! 同じなものか!」
「同じだ。このままいけばお前の憎しみと怒りに巻き込まれて、隠れ里の妖怪たちは故郷を失う。お前は恨みをぶつけて気がすむかもしれないが、今度は別の妖怪が人間に恨みを抱くだろうし原因を作ったお前にも恨みを向けるだろうな。もしかして自分だけがそうなのは嫌だから、同じ気持ちの仲間を作ろうとしているのか最低だな」
「そんなわけあるか! 同じになど、同じになど」
鳶丸の心の中に、ふと推測が生じる。このまま人間を攻撃した先がどうなるのか。話し合いでも指摘されていたことだが、人間と敵対して迎える未来は明るいものではない。結果、死んでいく妖怪、逃げ出す妖怪がでる。彼らの目が、自分に向けられた目が、どうしてこうなったのかと訴えていた。
想像の中のことでしかないが、それでも鳶丸は胸を張って答えることはできなかった。その死が扇動した自分にも原因があるとわかるがゆえに、彼らの死が人間だけに原因があるとは言い切れなかった。
けれどもだ。人間は憎いし怖い。そう怖いという感情もある。故郷を追われたのは弱い頃で、迫る人間に恐怖を感じたのだ。こんな感情を抱えて鬱々と生きていくことに嫌気がさす。どこかで吐き出したかったし、人間に叩きつけたいという願望がある。
(そうだ。怒り憎しみをここでこいつに叩きつけてなにが悪い。先に手を出したのは人間だ。こいつを殺して、俺も死んでしまえば仲間のことなど気にせずともよい)
自滅覚悟で命燃やし、目の前の人間を殺す。
将義の挑発と怒りと届かない恐怖から、ある種思考の暴走状態に陥った鳶丸は妖力を絞り出し、それ以上でないとないとなると倦怠感や激痛も無視して命を削って妖力に変える。
人間など塵に変えられそうな禍々しい妖力だと自分でも思ったが、目の前の人間は涼しい顔を変えない。
「がああああっ!」
体から立ち上る不穏な妖力に、久宝も職員も止めようと思う前に後ずさってしまう。
「読み違えたか。吐き出させてしまえばと思ったが、よくない方向に考えが進んだようじゃ」
「あれは攻撃する方もされる方もまずい気が」
「ああ、さすがにあれはまずいと思う。じゃが手出しできるか?」
「私には無理です」
確実に自身の対応力を超えた一撃だと判断し即答する職員。わしにもだと天狗も答え、襲い掛かってくるであろう余波に耐える構えをとる。
鳶丸の妖力の多くが短刀に集まり、銀色の刃を曇らせる。
久宝と職員の目にはあの短刀は、そこらの妖刀や名刀など超える代物に見えていた。それだけ宿った力が大きく禍々しい。
「死っねええええ!」
大振りで生じる隙など知ったことかと大上段から力のかぎり振り下ろす。
さすがに避けるだろうと久宝たちは思っていたが、その場から動かず短刀を見ている将義に受けるつもりなのかと無茶だと声をかける。
将義は届いた声を無視して、まっすぐに迫る刃に合わせてゆっくりと右腕を動かす。
「よっと。ついでに『遮断』」
あまりにも軽い声で、のれんを潜るときのように力を入れずに腕を振る。
凶悪な力の篭った刃はそれで、軌道をそらされて地面へと突き刺さる。衝突の瞬間に広がるであろう衝撃もなかった。
鳶丸に次の一撃を放てるほどの余力はなくそのまま荒い呼吸を繰り返す。無茶をしたせいか、外見にも衰えが見えている。
「……訂正したいですね。彼は妖怪などではない。もっと理解を超えたなにかだ」
「ああ、同意する。あまりにも我らと力が違いすぎる」
将義の耳にもその会話と向けられる畏怖の念は届いている。久々だなとテンションが下がる。
外見的にはなにも変わらないが、天狗は将義の雰囲気に変化が起きたのを感じ取る。自分たちの会話のすぐあとに起きた変化で、まさか自分たちが向けた感情でショックを受けたのかと信じられない思いを抱いた。
あれだけ強ければ何度も向けられた感情だろうと考え、天狗は将義を詳細に観察しようとするが、その前に将義が動く。
「あとは任せた。あんたらが言ってたことを実践したんだ。これでどうにもならなかったら、あの里を封印する」
「なに?」
どういうことだと久宝が聞く前に、将義の姿が消えた。同時に人除けの魔法なども消える。
また姿を隠しただけかと思い、先ほどまでいた場所に手を伸ばしてみるがなにかに触れることはなかった。
「今度は本当に帰ったのか。しかし封印じゃと。そのような話になっておったのか?」
問われた職員は首を横に振る。
「私も聞いていませんが、上司はなにか知っているかもしれません。聞いてみましょう」
スマートフォンを取り出して幸次に連絡を取り、簡単に経緯を説明して封印に関して問う。
「わかりました。詳細は帰ってから」
「どうだった」
「私たちの交渉がうまくいかなければ、彼が里を一時的に封じることになっていたそうです。それは交流が悪化するかもしれないので、最後の手段にしてくれと上司が頼んでいたようです」
「封印などできるのか、と思いたいがあやつの実力ならばできるやもしれん」
「ええ、できないとは言い切れませんね。それだけのものを見た」
「……すまんが、里に同行してもらえるか。今日のうちに話を進められるところまで進めたい」
急ぎある程度の結果をださなければ封印されると考えて久宝は、後日また話し合うという予定を変える。
封印されたところですぐに里が苦しくなるわけではないが、三ヶ月以上の封印となると話は別だ。物資の不足に空気の循環、閉じ込められたというストレスなど問題が生じるのが目に見ている。
「わかりました」
職員の承諾を得て、久宝はいまだ疲れ切った様相の鳶丸を抱える。
鳶丸はすべてを出し切ってすっきりとした表情ではない。限界以上を叩きつけてもなお届かぬことや精神的な揺さぶりから虚脱感を漂わせていた。
将義がもっと苦戦した様子を見せていれば、鳶丸の積み重ねが目に見えて結果を出していれば、久宝が狙った結果を得られたのだろう。
「その方は大丈夫でしょうか」
職員からの同情の視線にも反応せず、抜け殻のような希薄さすら感じさせる。
「しばらく静養させれば元に戻るといえたらいいのだがのう」
小さく溜息を吐いて森へと久宝は歩き出す。その隣を職員が歩く。
久宝は歩きながら、将義について考えていた。自分たち程度の言葉で心が揺れたことが気になった。忍かと思ったが、そういった職種の者ならばある程度の精神鍛錬をやっているはずで誹謗中傷を受け流せるはずだ。
もちろん将義も異世界でそこらへんはやっているが、脆い部分を突かれたら多少は揺れる。一晩眠れば元通りだが。
久宝が真剣に捉えすぎなのだ。圧倒的強者にだって弱点や思い出したくないことはあるのだ。久宝が将義を重く認識しているがゆえの真剣さだった。
森に入り、里の入り口から里に入って、疑似的な月の明かりの下を歩く。
近くにあった家の戸を叩くと、狐の耳を頭部に出した香稲が出てくる。尋常でない様子の鳶丸を見て驚きの表情を浮かべて口を開く。
「久宝様、なにかご用事ですか」
「穂波を始めとして代表に集まるように声をかけてもらいたい。急ぎ話すことができた」
「鳶丸さんの様子に関係あることでしょうか」
「それもある」
「わかりました。母に伝えたあと、ほかに手伝ってもらって声をかけて回ります」
「頼んだ。先に行っている」
久宝と職員が去っていき、香稲は小走りで母の下へ向かう。手酌でちびちびと飲んでいた穂波に用件を伝える。
「母様。久宝様が集まってほしいと」
「ん、わかった。なんとか落ち着く方向に行けそうだね」
よかったと言いつつ杯を置いて立ち上がる。
「そうなの? 最近の荒っぽい雰囲気は苦手だったから嬉しいな」
「以前得た縁が巡り動いてくれたようだ。鳶丸には少しばかりきついことになったようだが」
「鳶丸さんすごい様子だったよ。あんなに誰かが落ち込んだの初めて見た」
「薬が効きすぎたのかもしれないね」
穂波と一緒に家を出た香稲は、ほかの家に手伝いを頼みに行く。
一時間ほどで集会所に妖怪たちが集まり、久宝の隣にいる職員に疑惑や怒りといった視線を、寝かされている鳶丸に心配や疑問の視線を向けていた。
そこで久宝は皆に将義と最初に会ったところから話していく。鳶丸の戦いのち、封印といったところまで話して終わる。
妖怪たちの反応の多くは疑いだった。実際に目にしていないので、そのような人間がいることを信じられないのだ。
「鳶丸が実際にそんなになっているんだ。強い人間がいたというのは本当の可能性が高い」
久宝をフォローに回ったのは穂波だ。皆の視線が鳶丸に集まり、納得の雰囲気に包まれる。
穂波は続ける。
「封印に関してはどうかはわからないが、そんな奴がここで暴れたらただですまないのは簡単に予想できるだろう? 人間側が譲歩している今のうちに話をつける方が穏便にすむと思うがね」
「人間に屈するということではないのか、それは」
過激派の一人が声を上げる。
「そうかもしれないね。実際にその人間に勝てる奴はこの場にはいなさそうだし」
「一対一で負けるのならば複数でかかればっ」
「妖怪が人間相手にそれをやるのかい」
呆れたと穂波の視線が過激派に注がれる。その発想自体がすでに人間よりも下と認めているようなものなのだ。
「もしだ」
久宝が口を開き、皆の注目が集まる。
「もしあの人間と争うというのなら、そいつらはここから出て無関係になってからやってくれ。この里を巻き込まないでくれ。そう思えるだけのものを我らは見たのだ」
久宝の言葉に職員が頷く。
「そうですね。私も見ました。正直同じ人間とは思えませんし、あれだけの力があるならここのような里を一人で潰すことも可能かと。人間も妖怪も頑張ればどうにかなる、といった存在ではありません」
職員の言葉を脅しと受け取る者はいなかった。職員の言葉に含まれた怯えや恐怖といった感情がそう思わせなかった。
妖怪たちの間に戸惑いが生じる。同じ人間からもそう思われる存在に何者なのだと、関わっていい者ではないのではなかろうと。
そんな中、穂波は言う。
「これは勘でしかないけどね。必要以上に怯える必要はないはずさ。むやみに暴れるような存在ではない。暴れるならそれだけの事情がある。こちらからしかけることさえしなければ、こっちに関心を持つことはないだろうさ」
うまく取り入ることさえできれば利益がある気もしているが、これは余計なことだろうと口に出さない。
久宝は頷く。穂波の勘の鋭さには信を置いている。彼女がそういうなら判断材料の一つにするのに躊躇いはない。
「提案だ。これまでどおりの生活をして、人間を刺激しない。今回はこれで決定としたい。次なにかあればまたそのときに話し合う。人間側が確実に害をなそうとしてくれば、わしも抵抗に否はないし、よその隠れ里に助力を頼む。どうだろうか」
妖怪たちは隣と顔を見合わせる。反感を抱く者もいるが、流れが久宝の方へ向いていてこのまま決まるだろうと思えていた。反対しそうな者がそう思っている時点で結果は決まっている。
妖怪たちは人間の謝罪を受け入れて、ここで騒ぎ収まる。
職員はほっと胸を撫で下ろして、この決定を上司に伝えると約束し里から出る。謝罪の詳細はまた後日となった。
里から出た職員はコンビニで遅い夕食を買い、車の中で食べる。時刻は午後十時を過ぎていて、夜食といっていいかもしれない。
ゴミを片付けた職員は、スマートフォンを取り出し幸次に連絡を入れる。数回のコールで通話が繋がる。
幸次は海水浴を楽しみにしている灯をベッドに運んだばかりで、おやすみなさいと言葉で返ってくる幸せに浸っていた。
「話し合いは無事終わりました」
『そうか。結果はどうなった?』
「謝罪を受け入れるということで、これ以上刺激さえしなければ暴れるようなことはないと思います」
『よかった。ご苦労さん』
「謝罪の詳細はまた後日ということになりました。どの程度までやればいいのでしょう?』
『いつもより渡す物資を多くして、ほかに要望があればそれも受け入れるといった感じだろう。無茶な要望はきけないがね。話し合いがどういった流れになったか最初から聞かせてほしい』
「駅で慎重派からやってきた妖怪と合流。過激派を止める方法を話し合って、いい案がでずまた後日という流れになりました」
その後、鳶丸がやってきて将義と争った部分から、里での話し合いまでを省略しながら話す。
『彼が動いたのか。一蹴したのはさすがだな』
ハルターンを苦もなく拘束し倒したところを見ていたのだから、いまさら妖怪を圧倒したと聞いて感服はしても驚くことはない。
「私は正直あれが怖いのですが。力の差がありすぎて、本当に人間なのかも疑わしい」
『俺も彼の詳細は知らないんだ。しかし害を与えるようなことや無理強いをしなければ、こちらに力を振るうことはないだろうと考えている。これまでの付き合いで粗暴や冷徹といったわけでないとわかっているからね。それに俺にとっては恩人だ。助けてくれた彼を疑うようなことをしたくない』
一応職員も助けられたが、感謝の度合いが違うため幸次ほど信じられないのだ。
「妖怪は彼を忍といった職種の者ではないかと言っていましたが」
『それもできそうだけど、どこかに属している気配はないように思う。あれだけの力があるんだから隠れていたって、噂くらいは流れそうなものだけど、聞いたことないだろう?』
「ええ、まったく。放置していていいのでしょうか」
『誰かが従えたり、拘束したところを想像できないな。下手に手を出すと火傷じゃすまないぞ、彼は。普段は適度に距離を保ち、なにか困ったことがあって解決を頼んで受けてもらえたらラッキーくらいに考えておいた方がいい』
「それで大丈夫なのでしょうか」
『これまで大丈夫だったし、今後も大丈夫と信じるしかないだろうさ。それに彼が動くならなにかしらの事情があると思うね』
「勘が鋭いという妖怪も同じことを言っていました」
種族も立場も違う二人から同じ意見が出て、少しは職員も安心する。
下手に関わるとまずいと判断を下し、これ以上将義のことは考えずに忘れることにした。
これから直帰すると幸次に伝えて通話を切り、職員は家に帰る。家に着いたら話し合いが無事終わったことを祝って酒でも飲んで寝ようと思いつつ車を走らせる。
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