(企画宣伝用)異世界ファンタジー・『Against human〈人〉への反逆:剣と銃の誓い』・359038文字・コメント15・☆20

とざきとおる

企画宣伝用 Againsthumanの世界の紹介


奨 「俺がここで引導を渡してやる」

明人「俺達がここまで頑張ってきたことに意味はあった」

明奈「私にはもったいないほどの光栄です……先輩」



 ふとある時そんな台詞とちょっとした世界観を思いつき、そこからこの作品をつくろう! と決意しこれを書き始めるときに一念発起したのです。

 そこから世界がどんどん広がりました。


 小説の中の登場人物には、実行する行動すべてに理由を持たせたかったのです。

 私はまだまだ駆け出しの身ですが、それだけは徹底しようと思いました。伏線、というには小さなことかもしれなくても、後での行動につながる行為ならば必ず書く。

 そうすることで、登場人物の行動や思想に、唐突で納得のいかないものは無いようにしました。

 まだもっと語りたいことは多く、今回の敵のバックグラウンドも、上の理由から書きたいと思いましたが、今回は明奈と奨と明人の3人に焦点をあてることは最初に決めていたので、そこはあえてカット。敵としての扱いで徹底しました。

 そんな裏事情はありますが、ここまでの話を振り返るに、本当に無駄なところは一切なかったのではないかと思ってます。

 私にとって今回の話は、書きたいと思った物語を、妥協なくすべて書いちゃった、というつもりなので、削りたいと思うエピソードは一切ないと断言できます。

 限られた文字数の中で、いかに面白さを伝えるかというのも大切な技量だとは思いますが。

 せっかく自由に書けるこの場では、読みやすさのためにあえて文字数を調節することはあっても、長すぎるからという理由で書く内容を変えるのは、ナンセンスかなぁ、と思いました。




 特に万能粒子と〈人〉という存在は、Against humanの世界観を語るのにもっとも象徴的な存在として生まれたと思います。この話を書く中で一番その設定に力を入れています。身体的、思想的違いに関してはかなり思考の中実験を繰り返しています。

 素材と舞台設定ができたので、ここから料理です。

 本編のストーリーにも、ちょっとしたこだわりを入れたいと思っていました。

 私は『俺TUEEE』系は好きです。主人公ならば多少は強くないと魅力が出ないですから。

 異世界転生も好きです。ここではない新しい世界に、ワクワクしますよね。

 しかし、私は無双系が大の苦手なのです。

 否、読むのは好きです。痛快、迅速、気持ちよく敵を圧倒していく。そこに魅力を私も感じています。

 しかし、書く側に立ったときに、それはできないです。


 勝利には準備と経験が必要だし、成功にはそうなるまでの過程がなければならない。


 楽しいこともあれば苦しいこともあるし、目を背けたいことだってあるはずだ。


 いかに小説の中の登場人物だからと言って、ただ特別な力で勝ちましたでは話にならない。


 私が話を書くならば、たとえスライムが相手でも、勝てる理由を必ず書く、そのつもりです。


 なので今回の話も、いかに万能粒子があるとは言え、主人公やその周りの人間に楽はさせないつもりでした。

 その結果、奨と明人には辛い過去を。明奈には未来への恐怖を与えるような世界にして、その他のキャラクター含め勝敗はできる限りシビアなものにして、さらにはこの世界で生きるにあたって苦労をできる限り書くようにしました。

 それが登場人物たちが愛される理由になるはずだと信じて。


 厳しい世界の中でも楽しく、強く生きようとする、登場人物たちに魅力を感じてほしいなと思ってます。



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