ラノベの格闘を軟派は書けない
多くのライトノベルの中心となるのは、格闘の場面だ。
確かにラノベの戦闘場面は武器から能力から現実離れしている。
しかし、蹴りをかましたりして犯人を取り押さえたりする場面を読む限り、作者自らに格闘術の覚えがないと、出版される水準の格闘描写は出来ないと思われる。超能力を除く8割近くの描写は現実準拠なのだから。
喧嘩の弱い作者には不可能な表現領域だ。
これを発展させると、多くのライトノベル作家は武道の覚えがあると思われる。
確かに武道経験を公開する者も多い。
現実的でない剣捌きも、ある程度説得力を持たせるには武道経験があった方が有利だ。だいいち身体虚弱では、剣を振って相手を倒す楽しさなしに、厳父や師匠に竹刀で叩かれるだけの苦しみしか味わえず、必然的にモンスター討伐の話など執筆する気も起きるまい。
しかし、ライトノベルに出てくる作家はまず、虚弱である。
文弱が勇猛な武士に叩きのめされる場面はラノベ級時代小説の象徴だが、ラノベである以上この制約を突破できないのだろうか。
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