ラノベの従者を雇いたくない
ライトノベルのつきものはメイドや執事。
金持ちに仕える彼らは極めて勤勉で、キャラクタービジネスの世界では喫茶店で毎日頭を下げている。
しかし、彼らの内心はどうなのか。
地道な主人の悩みを解決するつもりなど本当はさらさらない。
屋敷の真の主人は自分だと主張するために、大声を出している。
彼らの内面を描く回は、そんな正体が判明する場面である。
だからこそ、無駄に勤勉な姿勢をみせ、大声を出せるのだ。
金持ちの趣味の産物を掃除と称して捨ててしまう精神だ。
主要人物として現れるメイドは、基本的に元暗殺者だ。
しかも、何故か若いうちから長を任せられている。
もちろん、リアルではない。
現実ではおばさん上司にこきつかわれる立場なのに。
あなたは金持ちです。
声は大きくても元暗殺者で、主人のためでなくひたすら自分の利益のためだけに頭を下げるメイドや男従者を雇いたいですか?
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