ラノベで活躍する女性は現実にいない

 ライトノベルに登場する女性は、結構高い地位に就いている。

 ハーレム系の設定だと、事務局長や校長、クラス委員なども女性なのが頻繁だ。

 ファンタジーでは最前線で戦う女性も定番だ。

 しかし、これをもって女性の地位向上は説かれない。


 何故なら、こういう設定は現実界で非実在なのを絶対の前提としているからだ。

 彼女らは実在しないから男たちが楽しめる。

 実際の女兵士はひ弱ではなく、甘い思いをまずさせない。

 女性校長やクラス委員はエロスを超える範囲で叱りに来る。

 実在していたら、決して快適ではないだろう。

 彼女らは空想だから活躍を楽しめるのであり、現実で同じように活躍してはならないのが読者との契約だ。


 そういえば、ラノベで男の主役を全面で上回る頭脳役はまずいない。

 肉体労働の戦闘役は絵空事と割り切れても、頭脳での貢献は割り切れないためか。


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