ラノベの科学は現実に立脚しない
怪物など現実には存在しえない超常現象。
ライトノベルの勇者たちは、これらを迷信と切り捨て、科学精神の正しさを説きたてる。
だが、そこで説かれる科学もまた、現実の科学とは乖離しきった偽科学だ。
なるほど怪物も非科学だが、味方の操るロボットや秘密兵器、必殺技も非科学の産物だ。魔法を科学的な説明を加えても、それは変わらない。
つまり、非科学を以て非科学を征圧しているに過ぎない。
真の科学精神を唱えるなら、味方側の非科学も処断できねばならない。
現実の科学で実現できることだけが、理系科学文学で許される領域だ。
超科学が溢れるオカルトサイエンスの実験場と化したライトノベルは、理系でもなんでもない。
それでも、ライトノベルは文系でなく、理系に好まれる。
何故なら、理系は純粋な文系の作品を楽しめるほど文学レベルが成熟していないからだろう。
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