ラノベは差別克服のために勤勉しか説かない
ライトノベルは、社会からあからさまに差別される非主流な出自の者をよく主役にする。むしろ王道かもしれない。
彼らは差別を克服するために何をするのか。誰よりも勤勉に働くことしかまず説かない。働くことでのみ見返そうとする。そして、自分以外の働かない同族たちへ働くよう督励する。
この基本設定を主流社会からみるとどうみえるか。
「働く被差別階級は別に構わぬが、働かない被差別階級は憎んでも構わない」
つまり、被差別階級に休む自由を認めないという真の差別は放置される。外から見ると、主流社会に服属して働くなんて都合のよい主人公だ。彼らの民族的主張など一切聞かず、働け働け、口でなく手を動かせと安心して怒鳴るのに都合のよい主人公像だ。
そして、被差別階級が休んでいる場面が憎くてたまらないという感覚は、ラノベでは決して変わらないどころか、肯定してよいものとなる。
仮想実験
ここに在日という言葉を入れてみよう。
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