人物編

ラノベの陽キャラは陰キャラ相手に譲らない

 娯楽文学たるライトノベルの人物造形とストーリー展開の基本は何か。


 明るいキャラが自分を変えず、暗いキャラの性格を明るく思想改造する場面はあっても、その逆はないようにすることだ。

 暗いキャラが脇役の時はもちろん、主人公の時もこれは変わらない。

 明るいキャラが過去に暗かった頃の話をする時も同じだ。


 娯楽作品の本質とは何か。

 それは、今の自分を一切変えずに楽しめることだ。

 ライトノベルは娯楽であり、つまり明るいキャラを楽しませるためにある。


 自己変革を迫られる暗いキャラは、決してこれを娯楽と思えまい。

 自分を変えずに、他人を変えることほど楽しいエンタメはない。


 暗いと自覚するのなら、ライトノベルほど相応しくない娯楽はない。

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