まさかのゲームの悪役令嬢に転生してしまった主人公は、その令嬢クリスとして、いきなり処刑される運命に立たされる。
しかし、本人の諦めない気持ち。そして出会った恩人の力で、当てのない旅路が始まる。
免罪のクリスはカリスと名を変え。
そして偶然出会った人達の力を借りながら、己の運命を駆け抜けていく。
追われる側としての辛さに始まり、生き残るためのサバイバル。
そして人々と出会い、免罪で捕らえられた真実を知るべく歩むその物語は、読みやすさと相なって、良質なファンタジー作品としても充分なものとなっています。
悪役令嬢、と聞くと毛嫌いしてしまいがちな方も、是非純粋なファンタジー作品として読んでいただきたい一作です!