第5話
「召喚の儀を行う前に自己紹介でもしておこうかの。
儂はランドルフ。『陽月』を発見した偉大なるモンスター研究家じゃ。
モンスターじいさんでもモン爺でも気軽に呼ぶといいぞ」
「あの人ってあれだよな?陽月の間にいてモンスターの陽月してくれる…」
アランがそう言った。
「知っている者もいるだろうが陽月とはモンスター同士を掛け合わせ次代のモンスターへその特性を引き継ぐ事じゃ。
陽月を繰り返すことでモンスターは強く様々な特性を得てどんなダンジョンでも、どんなモンスターにも負けない力を手に入れることができるのじゃ」
「陽月を繰り返し様々なダンジョンに挑む者、その者達を『陽月師』と呼んでいるのは皆も知っているじゃろう」
「陽月師の多くはこの召喚の儀で強力なモンスターを召喚しているがこの段階での強さは一つの目安でしかないのじゃ。
陽月を繰り返せばどんなモンスターでも強くなりうるのじゃから、大事なのはそのモンスターとの関係性と本人の資質となってくる」
「では強力なモンスターとは何か。
大きさなのか系統なのか種族なのか。
もしくは潜在的な能力かもしれんし、魔法のような特性かもしれん。
全てのモンスターに得意不得意はある、そこを見極め活かすのが陽月師としての資質になってくるのじゃ」
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