君との勝手な約束
弱腰ペンギン
第1話 君との勝手な約束
高校最後の日。卒業式が始まるチャイムの音が響く。
三年生はみんな、新しい生活への期待と不安を胸に、卒業していく。
僕も一緒に卒業するけれど、あいつは卒業させたくない。
僕は手に持ったナイフに力を込めた。
彼女と出会ったのは高校2年の時だった。
偶然同じクラスになって、彼女が前の席に座ったことがきっかけ。
といっても二学期が始まるまでは、ほとんど会話することなんてなかった。
教室の端っこで弁当を食べてるような、ボッチで影の薄いクラスメイトの一人が僕。
そんな僕に、
「君、いっつも一人でお弁当食べてるよね?」
そういって声をかけてきた彼女は、学校で知らない生徒はいないくらいの有名人。
腰まである黒髪。均整の取れた顔はかわいいというより美人。
でも、笑顔が子供っぽい、芸能人みたいな女の子。
「う、うん」
二学期の始業式、急に話しかけられて答えに詰まる僕に彼女は。
「それじゃ、今日から一緒にお弁当食べない?」
と、笑ってくれたのだ。
「で、最初の一言が『僕はパンなんで』だよ? 信じられる?」
「やめてよ……二年の時の話でしょ」
三年になっても、彼女と同じクラスになれたことは、僕の人生で一番の幸運だったと思う。
今も新しい教室で、新しいクラスメイトと話すきっかけを作ってくれている。
「今も変わらないでしょ。私がいなかったら今年もボッチだったね」
「ボッチではないから」
決して『君がいるから』なんて言えなかったけど。
今はそんな言葉でも、言っておくべきだったって後悔している。
「そうだねぇ。私がいるもんね?」
彼女がそう言ってくれたことがすごくうれしかったことも、伝えられなかった。
「お願い!」
ある日、彼女に拝み倒されて、ファミリーレストランに行くことになった。
突然の誘いにドキドキしながら席に着き、ドリンクバーを二つ注文した。
「相談に乗ってほしいことがあるの」
僕は心の中で「あ、なんだ」と、ちょっとだけ……いや、かなりがっかりしていた。
「私ね、好きな人がいるんだけど」
もう、ここらへんでだいぶ心が折れていた。
僕じゃないんだって。
そりゃそうだ。彼女はクラスどころか学校の有名人で。
僕はその他大勢の、せいぜい卒業アルバムの片隅にいるモブだから。
天地がひっくり返ってもあり得ない。そう思っていたはずなのに、期待していた。
それが少し恥ずかしかった。
「カズト君が、好きなの」
名前を聞いて震えた。
「そ……」
そいつはだめだと言いかけて、止まった。
誰にでも優しく平等で、成績優秀な同学年のイケメンは、いいうわさは聞かない男。
特に女子関係では黒いうわさしか聞かなかった。
彼女を三日で捨てる。十二股くらいが当たり前。
妊娠させては堕胎させている。
嫌な噂ばかりが聞こえてくるやつ。それは彼女も同じはずなのに。
「話してみるとね、すっごくいい人でさ」
あいつの顔が、君の横に並んでいる。想像するだけで吐きそうだった。
気持ちが悪い。
ほかの誰でも構わない。出来たら僕がよかったなんて思わないから、あいつだけはやめて。
あいつのところには絶対に行かないで。
今なら、命を懸けて止めるのだろうけど、その時の僕は。
「そう、なんだ」
彼女との関係が壊れるのを恐れて、応援するとまで言ってしまった。
彼女に悟られるな。気づかれるな。
そう思いながら、きつく制服の端を握っていた。
夏休みが目前に迫った7月。
僕は数学の宿題を机の中に置きっぱなしにしてたのを思い出して取りに戻っていた。
あれから彼女と話す機会が少しずつ減っていった。
最近はやたら忙しそうにしているし、話しかけづらいのもあった。
というより、僕から話しかけることはほとんどなかったから、彼女が気を使って話しかけてくれてたんだと思う。
……男友達の一人として。
蝉の声がうるさくて、窓の外をにらみつける。
階段を上って二階の廊下に出た時だった。
「ダメだって……」
教室から誰かの声が聞こえた。
一瞬だったから誰の声なのか、わからなかった。けど、どうしても気になってしまった。
絶対やめておいたほうがいい。引き返せ。理性がガンガン警告してくる。
でも本能がドアの隙間に視線をやらせた。
「カズト君……」
「な、大丈夫だから」
彼女だった。
そうか、付き合ったのか。そうだよな。
僕は膝から崩れ落ちそうになるのを必死にこらえていた。
引き返そうとするけど、体が動かない。視線が逸らせない。
あいつかゆっくりと彼女の腰に手をまわし抱き寄せる。
唇が触れようとすると、彼女がくすぐったそうに身をよじった。
反応を楽しむようにあいつの手が彼女の胸元に触れる。
夏服のボタンが外れていく。
そして、彼女からあいつにキスをした。
その瞬間、僕は声を押し殺して走り出していた。
階段を駆け下りて、一目散に、逃げるように。
蝉の声だけがやたら響いていた。宿題置いてきてしまった。
うるさい、盛るな蝉!
「あぁあ!」
気づいたら叫んでいた。野球部のやつらが驚いていたのが目に入った。
どうしようもなく気持ち悪かった。
夏休みが終わり、受験に向けて本腰をいれなければならない時期に入った。
僕はあれ以来、彼女としゃべってない。どことなく気まずくて、僕は音の流れてないイヤホンを耳につけて聞こえないふりまでしていた。
そんな僕のイヤホンを取り上げて。
「ねぇ、今日は一緒に帰らない?」
少し早めの冬服になった彼女が言った。
「ど、どうしたの急に」
最近話をしてなかったから、何を言ったらいいかわからなくて戸惑ってしまった。
「えっと、相談したいことがあるんだよね」
ちょっと伏し目がちで、いつもの彼女らしくないなって思った。
だから、たとえ。
「あぁいた!」
教室に先生が息を切らせて飛び込んできて。
「君のご両親が事故にあった!」
両親が亡くなったことを知った時でも、彼女と一緒に帰ったほうがよかったんじゃないかって、思ってしまうんだ。
僕の両親が交通事故にあって亡くなった。
突然のことで動揺している僕を、彼女がやさしく慰めてくれた。
本当は自分だって苦しんでいたのに。
誰よりも悩んでいたのに。
あの時僕があいつと付き合えばって、彼女の背中を押さなければ。
あの時、両親の遺体を確認しに行かなければ。
彼女は死を選んだりしなかったのに。
彼女が死んだ。
自殺だった。
マンションの屋上から飛び降りたらしい。
遺体は彼女の父親が引き取って、埋葬も済ませたらしい。
両親は離婚し、母親と二人暮らしだったそうだが、母親が引き取りを拒んだらしい。
僕が彼女の死を実感したのは、遺影に手を合わせに行った時だった。
遺影の中で笑う彼女の姿が、まぶしくて見てられなかった。
「よく、来てくれたね」
彼女の父親はボロボロだった。
泣いて、顔中をかきむしったのであろう傷が、痛々しかった。
「きっと、喜んでいるよ」
仏壇のろうそくに火をつけてくれると、飲み物を持ってくるねと言い残し去っていった。
僕は線香に火をつけると、手で仰いで炎を消した。
寝かせた線香が少しずつ灰になっていくのを見つめながら、僕は泣いていた。
「娘に、会いに来てくれたのは君が初めてだよ」
戻ってきた彼女の父親が、ぽつりと言った。
「え?」
そんなはずは無いと、その時は思った。彼女には彼氏がいたのだから。
「娘からね、君のことは聞いていたんだ。よく話す友達だって」
友達。その言葉が胸に刺さって痛かった。
「娘の、日記が見つかったんだ。私はまだ読めていないんだけど、読んでくれるかい?」
そのほうが娘も喜ぶよと、日記を渡された。今にも泣きだしそうな顔で、やさしく笑いながら。
僕は日記を受け取ると、パラパラとめくっていく。
今日は『彼と』遊んだとか、何気ない日常の、幸せな思い出がつづられていた。しかし、日を追うにつれて少しずつ、文字が乱れ始めているのに気が付いた。
そして、見つけてしまった。
僕はとっさに日記を閉じると、カバンに放り込んだ。
心臓がガンガンと音を立てている。口から音が漏れそうなほど、激しく。
カバンを抱えると、動揺を悟られないように玄関へと急いだ。
「おや、もう帰るのかい?」
彼女の父親は、キッチンでお湯を沸かしていた。
『このこと』は絶対にばれてはいけない。そう思ったから必死で、平気な声を装った。
「え、えぇ。受験も近いですし、勉強しないと」
彼女の父親の背中に向かって言う。
「そうだったね。娘は推薦が決まっていたからね。勉強してなかった様子だから、気が付かなかったよ」
こちらを振り向くことがなかったから、きっとこの動揺はばれていない。声に出しさえしなければ問題はない。大丈夫、大丈夫。
ドアを開け、家を出る。しばらく走って十分距離が離れてからようやく息をすることができた。
長距離を全力疾走したみたいに体中から汗が噴き出て、乱れた呼吸はなかなか戻らなかった。
あの日、僕は右手の爪が手のひらに食い込んでいたことに気づいたのは帰宅してからだった。
それほどきつくこぶしを握っていたことに驚いたけど、不思議と痛みを感じなかったのは動揺のせいだと思う。
手の怪我を見て母が驚き、父が笑う。
両親の遺影の前で包帯を巻きながら、そんな二人の顔を想像して泣いていた。
それから僕は一週間ほど普通に登校していた。
右手は中二病の封印みたいな包帯ぐるぐる巻きだったから、高校卒業前に中二に戻ったのとか聞かれたが、けがをしたのだとわかると『ドンマイ』の一言で済まされた。
そして、彼女の家を訪れてから一週間後。僕は聞いてしまった。
「まさか堕ろせって言っただけで死ぬとは思わなかったっしょ」
移動教室から戻る途中に。
「俺がさぁ、子供を認めるわけないじゃん? 何人に堕ろさせてると思ってるんだか」
あいつが、武勇伝を語りながら廊下を通り過ぎて行く。
あいつの声が聞こえて、思わず近くのトイレに隠れてしまった僕は、聞いてしまった。
過ぎていく声を頼りに少し顔を出すと、あいつは笑っていた。
笑っていたんだ。
僕は個室に駆け込むと上着を脱ぎ、叫んだ。声ができるだけ漏れないように、口にきつく当てながら。
【殺してやる】
どこからかそんな声が聞こえた気がした。
あの日から今日まで、僕は計画を練り続けていた。
いつに実行するのがよいのか。
ただ殺すのでは意味がない。彼女にしたことがいかにひどいことであったのか、あいつがいかに許せない奴なのか知らしめる必要があった。
しかし、時間は限られている。準備の時間も考えると実行は卒業式だ。
三年生代表としてあいつが登壇するからだ。
それを知った時、気が狂いそうになった。
一つはあんな奴が学年の代表だということに。
もう一つは、チャンスだと思って。
しかし問題はある。スピーチの場所は壇上だ。邪魔が入る可能性が高い。
壇上のあいつを殺すには警戒されないように近づかなきゃいけない。
僕と彼女の関係を知っていてもいなくても、僕に声をかけられて警戒しないはずがない。
よく知らない奴から急に声をかけられたら、誰だって警戒するから。
壇上へと至る経路は四つ。左右の通用口。そしてホールから壇上へ向かう階段が左右に二つだ。
通用口にはカギをかけられるから、閉鎖は簡単だ。ホールの電源や緞帳の管理は一か所に集中しているので、一人いれば十分。その一人に僕が立候補して選ばれた。
卒業生がやることじゃないって言われたけど、最後だからどうしてもと、ゴリ押しで。
問題は壇上へと至る階段、というか正面すべて。
階段を外しても、大人なら簡単に。高校生だってほとんどの人間がよじ登ることができる高さなのだ。
このままでは通用口を封鎖しても、復讐の時間を稼ぐことが難しい。
だから、事前に可燃材をしみこませた布を用意しておくことにした。
布を隙間なく一直線に並べて火をつければ、炎の壁ができる。
教師が消火器を使って消化できないようにあらかじめ通用口内に隠しておけば、時間は稼げるだろう。
というか、炎の壁はむしろ、パニックを起こしてもらうことを期待していた。
そして卒業式当日。
可燃材をしみこませた布は、カバンいっぱいに詰めて前日のうちに運び込んでおいた。
さっき確認してきたが、通用口の隅にちゃんと置いてあった。中身も無事だ。
ビニールが外しにくいだろうから、式が始まると同時にはさみを入れて取り出しやすくしておく。
通用口のカギは閉められることを確認したが、蹴破られる可能性も考慮して、バリケードを張る用意もしてある。
通用口の入り口は紅白の垂れ幕で隠れていて、そこにストーブが置かれている。万が一においが漏れても灯油のにおいと勘違いしてくれるだろう。
式が始まるまであと十分。
あいつを殺すためのナイフ。炎の壁を作るための着火剤。そして、あいつが彼女にしたすべてを返してやるためのスマホ。
すべて準備完了だ。
反対側の通用口のカギは閉め、バリケードを作っておいた。
後はこちら側のカギを閉めれば、あとは……。
「そこまでだ」
背中から声を掛けられ、飛び上がるほど驚いた。
ゆっくりと振り向くと、彼女の父親が立っていた。
「娘のため、だろう?」
「な、なんの……」
「ありがとう。でもこんなことはしてはいけない。これでも私は教師なのだから、止めねばならない」
「どうして……」
「わかったか?」
「だって誰にも」
「君が帰ったあの日。ドアノブに血がべっとりついていたのを見て、それほどまで怒ってくれたのだなと思ったんだよ。だからね、いろんなつてを使って君のことを調べたんだよ」
彼女の父親はそういうと、通用口から僕を連れ出した。
開始五分前。壇上では式の準備が済み、あとは教師の合図を待つのみとなっていた。
「気にするなとは言わないよ。でも、こんなことはしちゃいけない」
引き下がるわけにはいかない。絶対に許しちゃいけないんだ。あいつを責めたところで、あいつは痛くもかゆくもない。
万が一殺し損ねた時にも、立ち直れないほどのダメージを与えておかなきゃ、あいつは絶対に反省なんかしない。そういうやつだから。
それを知ってるのは、そして実行できるのはもう僕だけだから。
「つらかっただろう。こんな計画を立てるほどに。でも、もういいんだ」
だめだ。それだけはだめだ。僕がやらなきゃいけないんだ。僕が!
通用口に戻ろうとする僕のみぞおちを、彼女の父親が殴る。
衝撃で呼吸ができなくなり、その場にうずくまる。息が出来ず、意識が薄れていく。
そんな僕を、彼女の父親が椅子に座らせた、覚えているのはそこまでだった。
僕が目を覚ましたのは式が終盤になったころだった。
僕は通用口に飛びついたが、やっぱりカギがかかっている。
叩いたところで開くわけはない。
式はあいつが呼ばれるころだ。このままでは式が終わってしまう。チャンスが無くなる。
どうすることも出来ないまま、あいつが壇上に登り、スピーチが始まってしまった。
「私たちは今、卒業を迎えます。本来であれば、ここにもう一人、仲間がいるはずでした」
いけしゃあしゃあと、どの口が言うのだろうか。
すべてが水の泡となって消えていく瞬間を、茫然と眺めていると、周囲がざわつきだした。
スピーチも止まっている。
慌てて垂れ幕から飛び出し壇上をうかがうと。
「あ、えーと。誰、ですか?」
彼女の父親が、可燃材をしみこませた布を、並べていた。
戸惑っている様子のあいつに向かって父親はいう。
「君は、そうなんだろうね。私の顔なんて、覚えるどころか知ってすらいない」
「は?」
彼女の父親は布を並べ終えると。
「君は、私の娘に何をしたのか、覚えているかい?」
「え、誰の?」
聞き返したあいつの目の前で、布に火をつけた。
途端に、悲鳴が響き渡った。
混乱する会場。教師たちは慌てて消火器を探すが、すべて通用口の中にある。取り出すには蹴破るか、炎の壁を越えなきゃいけない。
「これから君は、私に殺される。君が私の娘にしたことを私にされる。まずは暴力」
あいつの襟をつかむと、父親が殴りつける。何度も何度も、顔を、腹を。
何をするんだとわめくあいつの言葉に耳を貸さず、地面に背中からたたきつけると馬乗りになり、顔を殴り続けた。
「思い出しましたか?」
「なんの、こと」
「思い出すまで殴ります」
「わー、まって! まって! 一組のやつか!」
「はずれです」
「痛い! 三組だ!」
「違います」
「やめろ、殴らないで、四組、四組の!」
「分からないのですか」
「わー、わー! 五組、五組!」
「ようやく正解です」
父親は殴るのをやめるとあいつの制服をはぎ取り始めた。
あいつは抵抗をするが、あっさりと全裸に剥かれた。
「本来は事後を撮影したものらしいですが、君には全裸で勘弁してあげます」
父親はスマホを取り出すとカメラのシャッターを切った。
顔を隠そうとするあいつの手を踏みつけると、しっかり顔を映して。
「SNSに上げました。大手、零細関係なく、ネットの海に私の告発ブログのURLと一緒に。これで君は日本では生きていけませんね」
父親はそういうとあいつの首をつかみ。
「私は汚い言葉を好みません。なので、君が娘に吐いた暴言の代わりに告発文を添えておきます。そして最後に」
ナイフを取り出して。
「娘の命の分。返してもらいますね」
腹部にナイフを突き立てた。
炎の壁が取り払われ、誰もが逃げ出したホールには彼女の父親と、瀕死の重傷を負ったあいつと、茫然としている僕がいた。
正確には教師が父親を取り押さえ、救急隊員があいつを運んでいき、女性教師が泣き叫びながら僕をかばい続けていたんだけど、世界には僕とあいつと彼女の父親の三人しかいないように感じられていた。
それからいろんなことがあって、すべて彼女の父親が一人でやったことになっていた。
僕がやるはずだったんだと訴えても、混乱しているのだろうと誰も取り合ってくれなかった。
そうしているうちに新しい季節になり、彼女の父親から手紙が届いた。
手紙には何度も来てくれて申し訳ないが、面会はできないこと。そして。
「君に思うところがあったのでしょうが、あれは『私の権利』です」
と、書かれていた。
僕はそっと手紙を机にしまうと、パソコンを立ち上げる。
確かにあいつの人生は変わった。彼女やほかの女の子たちにしてきたことがバレたことで、高校での信用は無くした。
治療のために入院したことで、大学入学前に休学することにもなった。ネットに情報が流れて、順調だった人生はボロボロになったかもしれない。
でもまだ生きている。
病院の下調べは済ませたし、何度もシミュレーションをした。準備は万全だ。
今日、あいつが退院する。
君との勝手な約束 弱腰ペンギン @kuwentorow
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