極限ですね。生き延びるためなら、他の命を狩ることも仕方ないとは思いますがね。それが普通だと。
作中でりのんは「社会不適合者」と言われていましたが、個人的にはあまりにも理性的すぎたと思います。本能を凌駕するくらいに理性的。
彼女には優しすぎるというより、凄みを感じました。
作者からの返信
読了ありがとうございます。
極限状態というかカニバリズムを描いてみたくて書いた作品になります。
動物を犠牲にする事と他人を犠牲にする事の何が違うのか。理性的に考え過ぎた結果がりのんなのかなあ…。と思っています。社会不適合ですが、りのんなりに理は通っていたでしょう。
それでは、この度はコメントをありがとうございました。
こんばんは、自主企画から来ました!
最初は、10才の子に菜食を認めて成長不良を引き起こした彼女の家族に疑問を感じていたのですが。りのんの行動の突き抜け方でようやく腑に落ちました。
そう、人間を食べるのも他の生き物を食べるのも、大した違いはない! 強いて言えばコストパフォーマンスの都合。乳製品すら口にしないりのんは、いずれ野菜もまた「草の肉」を食べていること、何も犠牲にせずには生きられないと知ることになるでしょう。それに先んじて、遭難という状況が彼女の行動を早めた……。
意外とドライな主人公のモノローグと相まって、異様な雰囲気の登場人物が織り成す息詰まるようなショートショートでした。
作者からの返信
読了ありがとうございます。
カニバリズムに関して真面目に考えてみた作品なので企画に参加させて頂きました。
りのんという可愛らしい名前と極端に幼い考え方から選択される人肉食の理由が表現できていたら幸いです。
それでは、この度は企画に参加させて頂き、改めてありがとうございました。