第24話 あ~……うん……
「え~……では。ささやかながら風舞季さんの快気祝いの会を始めます」
おじさんの柔らかな発言が綿貫家のちょっと広めなリビングに染み渡る。
広いといってもごく普通の家庭のごく普通の一軒家。
そこに8人も居ればそれは相対的に狭く感じてしまうのは無理からぬ事だ。
曰く主催の綿貫夫妻とモモちゃん、居候のフブキちゃん、敬太に義明、僕と僕のお母さん。
ホームパーティなんて初めてだけど普段絶対にこんな人数が一か所に集まる事がないため見知った場所だけど新鮮な感じがする。
「それについてはあたしちょっと一言だけ、言いたいんですけど~?」
パーティ開始宣言直後にモモちゃんが元気のいい、しかし不穏さを含む発言が飛び出す。
「ん? 桃。何かな?」
開始宣言をしたまま、一人だけ立っている貴文おじさんがモモちゃんの発言を許可する。
「風舞季ちゃん、検査じゃなかったの? なんで手術してるの?」
頬を膨らませて事実を知らされていなかった事について抗議をする。
そういえば香織さんはモモちゃんに検査入院って説明してたんだっけ。
綿貫夫妻は当然知っていて、僕側サイドの人たちは僕から説明してある。
つまりこの中で事実を知らないのはモモちゃんのみ。
とりあえずこれは普通に説明したらいいかな、と思うけど僕より早く香織さんが口を開いた。
「検査の結果病気だったらそのまま対応するなんてよくある事よ。そういう世界なの」
「それはそうかもしれないけどさぁ~な~んか納得いかないなぁ」
さらりと軽く事実を曲げて伝える香織さん。
一応というかつじつまが合ってしまっている分それ以上突っ込む箇所が見つからなくてう~う~唸るモモちゃん。
「じゃあ、主賓である一ノ瀬風舞季さんから一言どうぞ」
司会の貴文おじさんもモモちゃんの物言いがいつもの事で慣れているのか気にすることなく淡々と進行する。
では……と名指しされたフブキちゃんは杯を片手立ち上がる。
「え~……この度無事生きて戻ってきました……これもひとえに……」
「なぁ、誠一」
隣に座る敬太がちょいちょいと袖を引っ張って小声で話しかけてくる。
「ん?」
「……なんか、変わった?」
「変わったって……フブキちゃんが?」
「そうだ。病気が治ったってだけじゃなくて憑き物が落ちたような……」
「ん、そうだね。色々、あったんだよきっと」
入院中の出来事以外はほぼ全部を知ってはいるけど今ここで話すべき内容じゃないしいつか二人には詳しく話をするべき、だよね。
「…………以上です」
パチパチパチ……ささやかな拍手の音がフブキちゃんを包み込む。
「では、フブキちゃんの快気を祝って……乾杯!」
『かんぱ~い!!』
昼間だけど飲める人はお酒を、僕含む飲めないもしくは飲まない人はお茶やジュースを注いだグラスを互いに軽く打ち鳴らす。
料理はフブキちゃん以外の女性陣3人が朝から腕によりをかけて……かけすぎてちょっと贅沢なディナーよりもかなり豪華なメニューとなっている。
さながらビュッフェ形式……ホームパーティとはたぶんそういうものなのかもしれないけど。
その後、敬太は色々本人から事情を聞こうとフブキちゃんへと話しかけ(そこはさすがに僕らの中では最も経験のある行動だと思う)、お母さんは貴文おじさんと、モモちゃんは香織さんと様々な雑談に興じる。
僕も義明とローストビーフをつつきながら雑談中だ。
「あれ、義明は酒飲まないの?」
「今日は夕方から勤務なんでな。さすがにアルコールはマズい」
「そっか、大変だねえ公務員ってのも」
「慣れれば大したことはないさ。それに……家族もいるしな」
彼は早々に結婚をして、娘まで授かっている。
僕らの中では今の所一番『人生を謳歌している』と言ってもいいかもしれない。
「今度また遊びに行くよ。恵ちゃん見せてね」
恵ちゃん、とは義明が目の中に入れても痛くないほどに溺愛している愛娘の名前だ。
「やだよ来るなよ。ロリコンのお前をウチの娘に近づけさせるもんか」
「ロリコンじゃない!!」
どこまで本気なのか、アルコール摂取していないのに座った目でそう言い放つ義明。
僕はそれを否定するけど結局『はいはいそうですねー』と軽くあしらわれてしまう。
――ロリコン、とは言うけどさ。
じゃあたまたま好きになってしまった人が年下だったら全員ロリコンって呼ばれるわけ?
まぁ僕だって正確なロリコンの定義は知らないけどさ。
でも……少なくとも僕は自分より年下の女の子以外に興味がないわけではない、はず。
だって桜は同い年だったし色々と世話を焼いてくれた彼女は精神的な面では僕よりきっと10年前の時点でお姉さんだったはずだし。
「まぁ、悩め悩め。お前さんは10年もの間時が止まっていたんだからよ。これからそういうこと少しずつ覚えて、慣れていけばいいだろ」
「うん……ありがとう」
「男同士な~んの話してるの?」
義明との会話がひと段落した所にモモちゃんが割って入ってくる。
「ん? 誠一がねぇ」
「あああああ!! 言わないで!!」
「へいへい」
にやにやしながら今まで話をしていた事をきっと端的な一言でモモちゃんにばらそうとした友人を必死に止めるとやっぱりにやにやしながらそれに従う義明。
くそう、遊ばれてる……。
「俺ちょっとおじさん達に挨拶してくるわ」
「うん、いってらっしゃい」
こないだモモちゃんを保護した時に素性を明かしたのだろう、義明は仕事半分な顔つきになってこのパーティ参加者で最年長と思われる貴文おじさんの元へと自分のグラスを持って移動していく。
きっと気を利かせてくれたんだろうけど。……余計な事を。
僕に対して、ではなくモモちゃんに対しての気遣いとかまったく。
あれから一週間ほど経過して確かにオンライン上で、顔を合わせずにであれば僕たちは元通りに話す事が出来ていたけど。
実は今日この場が……モモちゃんに見せたくないものを見せてしまい、豪雨の中彼女が飛び出して行ってしまったあの日以来、初めて顔を合わせるのだ。
やっぱり僕としては気まずいというかヤバい所を見られたというか……。
一言でいえばあの瞬間は本当に、うわさに聞く『修羅場』だったわけで。
「ねえセイちゃん、お庭行こう? 紫陽花が綺麗なんだよ~」
……引きずってるのは僕だけか。
まぁ思いを引きずるのは僕の専売特許というかなんというか……性分なのだから仕方がない。
でもまぁ……この人数の中で本当に二人だけの話をしようと思ったら場所を変えるしかないか。
とりあえず、庭に行こうと誘ったモモちゃんの真意くらいは……最近何となくわかるようになったんだ、僕。
「ん、行こうかぁ」
どうしてわかるようになったのかはわからないけど。
もしかしたらあの通話の時からかもしれないし、実はもっとずっと前から理解はしていたけどそれを拒絶していたのかもしれないけど、理由は重要ではなくてそうなった事実自体が重要なんだ、と、思う。
モモちゃんに案内されるまま、パーティ会場となっているリビングから庭に続く掃き出し窓を潜って外に出るとこの時期特有の纏わりつくような空気が全身を包み込んで晴天だというのにちょっと肌寒い。
「ね、綺麗でしょ?」
縁側に体育座りをして指さす方向には確かに青や紫のグラデーションを神々しくそよ風になびかせる紫陽花の柵が。
……まぁお隣さんの庭のだけど。
お隣さんとの境目は簡素な竹づくりの垣根だけという今どき珍しいものだけどそのおかげで綺麗な紫陽花を拝めるのはとても良い。
「うん、綺麗だね」
さて……何を話したものかなぁ。
いつも通りというかやっぱりというか。
僕は一体この場で何を話したらいいのかを迷う。
でも、そんな僕の迷いを悟っているかのようにモモちゃんは優しく語りかけてくる。
「なんか久しぶりだねこういうの」
「うん……そうだね」
たった2週間かそこらなはずなのに顔を合わせて話をするのはもうずっと昔だったような気さえしてくる。
「あの、ね」
「うん?」
「パパがね、うちがここに引っ越して来た時にあの紫陽花を見てお隣さんに頼んだんだよ。見事なので塀を築くには惜しい、って。で、その時工事中だった塀を全部壊してああいう簡素な作りの垣根にしたの」
「そうだったんだ」
思えばうちと元一ノ瀬邸もその仕切りは背の低い生垣だ。門はちゃんとレンガ造りっぽいのに。
もしかしたらうちの庭にある桜の木を見たくて、当時同じように交渉しに来たのかもしれないな。
そんな事を思いながらふと窓ガラスの向こう側を見ると……。
「あ、敬太のやつフブキちゃんにあんなに近づいて……」
二人で顔を寄せてお互いのスマホを見せているようだ。
ここでは何を話しているのかまでは当然聞き取れないけど。
「……妬ける?」
「そんな事はないよ。あいつは……飽きっぽいから深入りして欲しくはないなぁって思うけど」
「そっか」
本心だった。
やっぱり僕は一ノ瀬桜という個人が好きになったのであって、その顔だけが同じ別人を見ても驚きや違和感を覚えたとしても好意……恋愛感情を持つかと言われたらそれはまた別の話だという事だ。
とはいえ。
じゃあ今僕の恋愛感情がどこにあるのかといわれると……。
「あ、そうそう。あれからあたしずっと考えてたんだけどさ~」
「うん?」
「セイちゃん、まだあたしの気持ちに答える気にならないのかな、って」
「……」
こういう類の質問が来るだろうなとは思ってちょっと覚悟はしていたけど。
もう自分でもそうなのかなぁ? とは思い始めてはいるんだけど。
でもやっぱり……。
「わからないんだ」
「分からないって、何が?」
「ん~……何か違うんだよねえ。桜を好きな……いや好きだった時の気持ちと、今モモちゃんに向いている気持ちは同じじゃないんだよ。だからこれが恋愛感情なのかがわからないんだよ」
数学的な表現をするなら僕の中の桜に対する想いが恋愛感情、つまり正だとするなら、言葉が悪いけどモモちゃんに向かう気持ちは偽なわけで。
「ん~……? 具体的には?」
「桜に対しては……顔を見たら自分の言いたい事を上手く言えなくなる事があったり、異常に舞い上がって饒舌になったり、こうやってすぐ隣で座ってるだけでドキドキしたり……かなぁ」
それらを敬太と義明に指摘されたから僕は自分の恋愛感情に気づいたわけだしね。
「じゃああたしに対しては?」
「う~~ん…………話してると楽しくて、傍にいると安心で、たまに年齢の割に大人びてるなぁって発言はドキっとさせられるし……怖がってる時は傍にいてあげたいって思うし泣かれた時は僕にしては珍しく逆上するくらい取り乱すし……」
「逆上したんだ、風舞季ちゃんに」
「……うん」
「そっか」
結局、コミュニケーション力の低い僕はその自らの逆上にカウンターパンチを喰らってしまったわけだけども。
まぁ、それはそれで……良いかなぁとは今だから言えるんだよねきっと。
「……多い」
「え?」
「あたしの方が、桜さんに向けられる『好き』よりも多い」
「……それはほら、今ここにいるから…………」
「あのねセイちゃん。あたし思うんだぁ」
「ん?」
「恋人ってさ、一言で表現できるけど様々でしょ。あたし達みたいな歳の差あるカップルがいれば、同い年のカップルもいるし。お見合いから始まる人達がいれば……あまり褒められたことではないけど……その……二股とか不倫だってそうだし」
確かにそうだ、と思ってしまった。
良し悪しを別にすれば結構たくさんの形があるんだなぁ。
今は同性同士なんてのもあるみたいだし。
「だからね、一人として同じ人間がいないように、相手が違えば気持ちや態度もちょっとずつ違うのが普通なんじゃないかなって。まぁ型に当てはめたいのはとてもセイちゃんらしいけど」
ふふっ、とモモちゃんがそこで苦笑いをこぼす。
「なぁんて。いつかどこかで読んだ事のある漫画の受け売りなんだけどね」
「そっか……でも何となくだけど分かるよ。いい言葉だってのは」
違って、いい。
違うのが、普通。
そっか。
そうだったんだ。
やっぱり僕はまだまだ桜に拘って、自らに自らが望んで架した呪縛の沼から引き上げられてはどうやらいないらしい。
「そう考えると……セイちゃんってさ。今までの話を総合して考えると……」
「あたしの事好きだよね」
「うっ……」
否定のしようが無い。
こういう逃げ場のない攻め方はちょっとずるいよなぁ。
ん~~困ったな。
「あはは、困ってる」
「茶化さないでよ。本当に困ってるんだから」
「ん~まぁつまりですよ……」
「……初めての相手は、セイちゃんがいいな」
「えっ!?」
モモちゃん何言ってるの!?
それしちゃったら僕間違いなく犯罪者に……。
「デートでいろんな所に行って、何でもない事で笑って、泣いて、怒って、喧嘩して、仲直りして、それから……」
それもうすでに半分くらい『初』は『済』じゃないですかね、ウィンさん込みで。
と思ったけどさすがに茶化せる場面でもないので黙っておく。
「振られるのも、最初はセイちゃんがいい」
そっか。
うん、まぁ……モモちゃんの言わんとする事はちょっとだけ理解出来たような気がする。
「で、何考えたのかなぁ? セイちゃん?」
「……」
「まぁ……『そっち』もセイちゃんが良いけどね」
「……………………………………」
――一方、その頃…………。
「あっ……誠一君! ちょっとモモに近づきすぎじゃないかなぁ!?」
ぐっと一気にビールを煽ると綿貫貴文は力任せにグラスをテーブルに叩きつける。
「うふふ、まぁ貴文さん落ち着いて」
「だだだだってだね! モモはまだ……」
「あらぁ、私の初めての『お付き合い』は小学生の頃だったわよ?」
とくとくとく……と空になったグラスへ白く泡立つ琥珀色の液体を注ぐ香織。
「香織さんってば『おませさん』だったのねぇ~。私は奥手なので高校生になってからだったわぁ……それが今の旦那なんだけど~」
うふふ、とお酒の影響でほんのり頬を朱に染めた小和田(旧姓:神無月)弥生が昔を懐かしむ。
「おじさん、大丈夫ですよ。いざとなったら『生活安全部少年捜査課福祉犯捜査係』の同僚を派遣しますから」
どん、と胸を叩いて管をまく貴文に加担するのは現職警察官の義明だった。
「おうおう、義明君わかっとるねえ。その時はしっかり頼むよ!」
「任せてください!」
しっかりと年の離れた男同士が硬い握手を交わす様はさながらビジネスパートナーだ。
しかし、この場の女性陣にとってこの一連のやり取りはひどく不評を買う結果となった。
「うわぁ……」
と、ちびちびお茶を飲みながら眉をひそめる風舞季。
「男ってどうしてこうロマンスもデリカシーも無いのかしら……嫌になっちゃうわね、弥生さん?」
香織が同意を求める発言をすると。
「フランス映画の主人公とヒロインみたいで憧れちゃうのにねぇ~」
まるで何年も前からの友人のように弥生が返す。
「それ、誠一に言ったらダメですよ。あいつ絶対ググって行きつく先が『ロリータ』でしょうからね、ご婦人方」
静かに、慣れた様に諭すのは敬太。
「あらやだ、私誠一君に狙われちゃうのかしら」
「か、かかか香りさん!?」
「う~そ。冗談よ。貴文さん?」
「まったく……」
「香織さんは貴文さんの事が本当に好きなのねぇ」
「そりゃそうよ。そうじゃなければ大事な桃を預けるなんてできないでしょう?」
「まぁ、それはそうね」
ほぼ初対面なのに香織と弥生は親し気に会話をする……やはりこれが経験なのだろうか。
「でも、さ。セイちゃんなら大丈夫でしょ。きっとおじさんが心配するような事はしないよ」
援護射撃を飛ばすのは風舞季だった。
「そ、そうかな風舞季さん……」
問われて風舞季は『そうよ』と返す。
「だって、名前の通り誠実ですからね。ねえ? 弥生さん」
「そういう評価を息子に貰えるのは嬉しいわね」
「ん~、本当にそうかなぁ? だって桃、来年で16よ? 結婚できちゃうのよ?」
「香織さぁぁぁん……」
「全く、ほんと親バカすぎるわよ貴文さん……まぁそんな貴方だから再婚したんだけどね」
誠一と桃の縁側でのやり取りを肴に、リビングはこの様に大盛り上がりなのであった。
それからしばらくが過ぎて。
まだ梅雨明けとはいかないまでもそこそこ暑くてクールビズなんて無意味になってきた7月。
「横浜から転勤してきました、羽佐間つかさです! よろしくお願いします!」
友田さんの予告通り、横浜から本社へ転勤してきた羽佐間君は。
「貴方が小和田さんですね! 私、友田主任から聞いてます。どうぞよろしくお願いします」
「や、こちらこそよろしくね羽佐間君」
「はい、ふつつかものですが……」
いや、それちょっと意味違わない? まぁいいけどさぁ。
という具合に本社で勤務する仲間が増えたなら、歓迎会もあろうという物。
本社の中を案内したり支社と違うポイントを教えたりという、いわゆる『オリエンテーリング』を終えた僕は羽佐間君と共に部署の有志が待つ居酒屋へ。
歓迎される(本社にとっては)新人の彼はその熱烈っぷり(僕のいる部署の人達は普段真面目な反面こういう場面でいい意味で羽目を外す)にかなり感激してくれた。
ああ、いいなぁ。
仲間が増えるってほんと最高だね。
って思った時。
ふと僕のスマホがけたたましい音を立てて着信を知らせる。
「あ、ちょっとごめん。電話」
相手は……友田さん。
なんだろう、今日は羽佐間君の歓迎会だって情報は伝えておいたはずだけど……。
「もしもし?」
『助けて!!』
「え?」
普段の余裕ある感じは全くなくて、切羽詰まった友田さんの悲痛な声が聞こえて来る。
「どうしました?」
『お願い、助けて……』
「だから、何があったのか……」
『私、誰かにストーキングされてるみたいで……』
この後、僕は友田さんのストーカー騒動と、平行してもう一つの問題を抱える事になるんだけど。
――それはまた、別の話、と言う事で。
子供な大人の恋愛事情 2 高宮 紅露 @KTpresents
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