第3話「明日を示す」
策士は策に溺れる事も無く淡々と策を弄する。
住宅街、敵は2階建ての民家に潜伏して居た。
「重くなって悪いんどけど今日は2人共6連装のグレネードとアサルトライフルを持って出てちょうだい」
彼女はいつもどう楽して勝つか、言い変えるならどうハメ殺すかを考える
「三白眼、チビ子ちゃん、準備良い?」
最終確認1。
「こっちはいいぞ、眠り姫」
「いいでち、ねむねむ」
「王子君、ゴスロリちゃん、行ける?」
最終確認2。
「行けるよ姫」
「ねむちゃん、ウチもいけるよ」
「王子君ロリちゃん、スモーク、カウント3、2、1、て!!」
ポン!
ポポン!!ポポポン!!!ポン!
40mmグレネードは以外と間の抜けた音を出す、そして次々と敵が潜伏する建物の正面に着弾し煙で視界を遮る。
タン、タタン、タタタタッ!
敵の反撃、煙の先を無策に撃っている感じだ。
「弾幕でも張ってるつもりかしら?」
眠り姫はスナイパースコープを覗きながら敵が無策なタイプだと確認する。
「GOよ!」
眠り姫は敵が前面に固まったと判断、直後三白眼とチビ子に指示を出した。
「チビ子行くぞ!」
「あい!」
タ、タ、タタ、
三白眼チビ子組は裏口から潜入、三白眼の今日の装備はサイレンサー付の大口径ハンドガン、一撃必中のヘッドショットで1階の敵を制圧していく。
ダダダダダダダ!ダランダラン!!
2階に上がった直後に向かい撃たれた、狭い廊下に銃声がこだまする。
「チビ子前!」
三白眼は容赦なく幼稚園児を前に出す、手にはいつもの2本のナイフ。
「なんだあのチビ、弾はじくぞ?」
「良いから撃ちまくれ!」
2人の男は1人は立ち1人がしゃがみ銃口を正面積の小さな弾をはじくおかしな的に向かって無意味に5.56mm弾をばらまいていく。
「しぬでち」
チビ子は敵の真下まで来てニッコリと笑った、後ろのもう1人が逃げようとする。
タッ!
後ろを向いたバカな的に三白眼の弾がヒットする。
「嘘だろ…………」
もう1人は硬直して動けない。
チビ子はそれの首に少しだけ飛び跳ねナイフを滑らせた。
スナイパースコープに敵の影が見える。
「私達のスモークに紛れて逃げるつもり?」
眠り姫は薄く成りつつある煙の中の敵を見逃さなかった。
タン!
Kill All
眠り姫:む~~~~
三白眼:どうした?眠り姫
眠り姫:私思うんだけど、この皆殺し…キルオールって表記何とかならないかな?
王子:運営の趣味だからどーにもだよ姫
ゴスロリ:ウチも女子としてはねーって感じや
チビ子:あたちへいきでち
眠り姫:チビ子ちゃんはメールひらがな変換だっけ?
チビ子:おんせいでち、ねむねむとおんなじでち
三白眼:文字覚えろよ
眠り姫:無理でしょ
王子:園児にはちょっと
ゴスロリ:王子君の言う通りや
チビ子:む~~~~
王子:でもアサルトライフルは要らなかったね
ゴスロリ:ねむねむはスナイプ能力高いから
眠り姫:念のためよ
三白眼:じゃオレ今からVR外しに眠り姫の部屋行くから
眠り姫:外では
三白眼:やだ
眠り姫:マサト!
ホスピタルパーティーは眠り姫の加入以降、そのネットランキングを上げていった。
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