第4話 夢!?

急ぎ足で家に帰ると、宴会は終わっていた。

楓子と大河は家に帰っていたようた!


「おかえりーよっちゃん遅いよぉーご飯残り物しかないからねっ」


「シルバーウルフに会って、変な侍としゃべってて」


「なにそれ、どっかで頭でもぶつけたんじゃない?シルバーウルフが街中にいるわけないし侍ってなによー?」


「いや、ほんと、僕が1番びっくりしてるよ!」


確かに街中でC級の魔物がでることはない。

せいぜい帝国の城門をとっぱできるのは荷物に紛れたE級クラスの魔物だけだ。

(あれは一体なんだったんだ。。。)


ちなみに、この世界には魔法と魔術の2つがある。

先程の侍が使っていた属性がついた魔法と、誰でも扱える魔術。

魔法は媒体をサモンズパートナーから引っ張ってきているからそのパートナー次第で使える魔法も限られるという物。

本人の魔力が切れたら媒体であるパートナーも幻界できなくなるため、そこで打ちやめだ。

対して魔術は、大気中にある魔素から引っ張ってくるため誰でも使える。

属性はつかないし、身体強化などがこれにあたる。

僕も魔術なら使える。軽い身体強化と、遠隔通話。

他にもあるけどだいたいこれくらい。


さっきの侍は魔法を使っていたところみると、パートナーが聖霊かそれ以上の何かだろう。

こんな街中に魔法が使えるパートナー持ちなんて珍しいことこの上ない。

夢だったんじゃないかとすら思えてきた。


「あー気のせいだったかもしれない」

そう言うと桜子が

「こじらせてるなー今度あったら侍紹介してね」

と馬鹿にしてきたのでここでこの話は終わり。


僕の犬も進化したら魔法使えるようになるのかな、あー早く寝よう。

これ以上起きてるとこの家でお盛んな声が聞こえてきた時たまらない気持ちになる。

この日は風呂も入らず、飯を食って寝てしまった。

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