入れ替わりと新たな能力
「女性同士なの?」
「そうなるね。いや、私も間違ってませんかって書き直したけど、言った内容は私達のことだったからあっていたしね。女性が女性を求めるって初だけどまあなんとかなるよ。いつも通りよろしくね。」
「偶にはいいのかな?」
私はその後いつも通り、香夜と入れ替わるとこちらが指定したラブホに向かった。ホテルの前には既に女性の方が待っていた。
「お待たせ致しました。」
「きみが香夜ちゃんね。はい、5万円。今日はよろしく。」
いつもはお金の事を私から話するのだが、言う前に渡された。
「ありがとうございます。」
「じゃあ入ろっか。」
「はい。」
そしてホテルに入ったのだった。ホテルのベットについて私は質問した。
「なんで女性であるあなたが私なんかと…。」
「女性同士は初めてなんだっけ?電話の時に疑問に思われたから何となくそう思ったけど本当にそうだったんだね。」
「はい。」
「私は別にレズって訳でもないんだよね。好きなのは男性だよ。ただネットの噂で今までになかった快楽を味わせてくれたとか書いてあったから気になってね。もしかしてだけど、私と同じ人なのかなって。」
「あなたと同じ人?」
この女性は何を言っているんだろうか。歳は20代後半ぐらいだろうし、背は香夜と同じぐらいだけど、どこも似ていない。
「私実はちょっとした能力を持っていてね。例えば…。」
「えっ…何?」
女性の方は突然私に触れてきた。すると…。
「あれ…?も、漏れる…。」
私は突然の尿意にダッシュでトイレに向かった。トイレから出たら話の続きをされた。
「急にトイレ行きたくなったでしょう。私の能力は触れた相手の分泌液を操る能力なんだ。まあ自分自身にも使えるんだけどね。」
「だから、急にトイレに行きたくなったんですね。」
「あなたも能力者なんでしょ?ちょっと見せてよ。」
「いいですよ。」
入れ替わるのは元の体に戻るまで無理だから接触快楽にしよう。私は女性に触れた。
「はうぅ…。」
女性は突然卑猥な声を上げ座り込んでしまった。
「えっと、これが私の能力です。接触快楽と読んでいます。大丈夫ですか?」
「ごめん、ちょっと力が抜けて…。」
私が手を出すと、私の手を使って起き上がった。
「接触快楽か…。だから私一瞬で少し発情していってしまったんだね。パンツが…。」
女性はズボンをめくり中を確認していた。
「すみません、脱いでからやるべきでしたね。」
「まあ見せてと言ったのは私だしね。お風呂入って早速始めようか。」
「はい。よろしくお願いします。」
そういうと私と女性の方は服を脱いで、お風呂に入り出てから始めたのだった。私が能力を使うと女性の方も能力を使い、いつも以上に快楽をお互い味わっていた。気付いたら初めてから40分経過していた。いつもは30分で終わりにしていたのだが、お互いが能力者だと、時間を忘れてやってしまうらしい。
「もう…終わりに…しよっか。」
「そう…ですね…。」
「まあ…さすがに…疲れてきたよね。」
気持ちよかったが、流石に能力を使たり快楽を味わったりで体力が限界だった。
「では…服を着ましょうか…。」
そういうと私と女性は服を着た。そしてホテルを後にしたのだった。ホテルの外で少し会話した。
「すごく気持ちよかったよ。」
「私もです。」
「また今度呼んでもいいかな?」
「いいですけど、明日またここで私の友達と会ってくれませんか?」
私はこの人の能力が欲しくなった。なので私自身で会って入れ替わって貰ってしまおうと考えた。念の為に買っておいた睡眠薬を使ってこの女性の能力を頂こう。頂くというより、コピーさせてもらうほうが正しいけど。
「お金ないけど?」
「お金はいいんですただ会ってくれさえすれば。」
「そう?まあいいけどね。明日は別として次からも5万円なんでしょ?」
「はい、そうなります。」
「わかったわ。また何度かよろしくね。」
「はい。」
そういうと今日は別れた。そして次の日の放課後、香夜が部活に行かないといけない用事があるとかで集まるような事はなかったので学校から帰って着替えてすぐに向かった。ホテルの前に着くと昨日と同様で私より早くついて待ってくれていた。約束の20分前に今日は来ていたのだが、この女性の方はそれよりも早く到着していた。
「お待たせ致しました。私が香夜から言われて来ました由理です。今日はよろしくお願いします。」
「あらなんか眠そうだけど?」
なるべく表情に出さないようにしていたが、私は学校から家に帰って睡眠導入剤を3錠飲んできて今にも寝そうだった。
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