入れ替わりで仲良くなりたい
「じゃあ、香夜と入れ替わって。」
「本当にするの?」
「いいって言ったの由理ちゃんだよ。」
「これも私の為だと思って…お願い。」
私の軽率な発言により、私は香夜の体でする事になった。本人の許可が有るとはいえ、これっていい事なのかな?今現在、私は知らないおじさんとホテルにいる。
「香夜ちゃんでいいんだよね。今日はよろしくね。」
「は、はい。」
「なんかいつもと様子が違うから気になってね。じゃあ始めるよ。」
私はそのままベットに倒されて服を脱がされ…1時間半がたった。
「ありがとうね。やっぱ君とやると何故かいいんだよな。今日はいつもより良かったよ。これはお礼ね。」
私は4万円を受け取って香夜家に帰った。香夜の家にはまだ真利ちゃんがいた。香夜の両親は帰ってきてないらしい
「えっと…。」
「お金はどうせ元の体に戻るんだから渡す必要ないでしょう。ちゃんとやったんだよね?」
「えっと…ちゃんとやったよ。でもこんな事続けるの?」
「どうする?」
「提案した香夜がそれを言ってどうすんのよ。」
「確かに私が提案したけど、なんか…やり過ぎてない?」
「やり過ぎてないって…提案した本人に言われても説得力ないぞ。ちゃんとしてくれたようだから問題は無いでしょう。」
「ちゃんとって何?」
「それは、避妊の話だよ。おじさんちゃんとつけたんでしょう?」
「えっとあれの事かな?つけていたよ。」
「性行為の知識乏しすぎない?保健体育で習わなかった?」
「えっと覚えているけど、実際に行うのと違うというか…。」
「処女大切にしなよ。私と香夜はもう卒業したけど。由理はまだなんだから。」
「えっと、卒業って何?」
「…。」
真利と香夜は黙ってしまった。
「私なんか不味いこと聞いた?」
「いや、こんなド素人に教えていいのかどうか少し迷っただけだよ。香夜もそうだよね。」
「うん、なんか教えるのが申し訳なくて…。」
「私ってそんなに馬鹿なの?」
「馬鹿ではないよ。ただド素人に性知識を植え付ける自信がなくてね。」
「う、植え付ける?」
「ごめん、聞かなかったことにして。なんか色々言ってすみませんでした。」
真利は思いっきりお辞儀をして謝罪した。
「あ、謝らなくていいよ?」
「いや、謝らさせて。香夜、やっぱこの計画やめよう。私達が体を傷付けさせているようでなんか心が痛むんだけど。」
「確かにね…。まあ、入れ替わった事は誰にも言ってないし、今回の人もいつもと違って良かったよってぐらいで入れ替わっているとは思ってないみたいだから今回限りにしようか?。」
「じゃあもうしないの?。」
「あれ、乗り気だったりする?。」
「正直痛くて涙出そうだしやりたくはないけど、香夜や真利ちゃんがしたいのなら…。」
私は正直今回も痛い思いをした。私の体でした訳ではないのに今も少し違和感ある。精神が傷付くってこう言う事なのかな?。でも、仲良くなれた友達の為ならこのぐらい我慢すればいいだけだと思っていたりもする。
「香夜どうする?。」
「私にどうするか聞かれても…今回はどうなるか分からなかったから試しにって感じで今回は上手くいったからこれからは非日常的な体験を売りにして今より稼げるようになればと思うけど、由理の心を傷付けることになるし…。」
「私は大丈夫だよ。」
「由理ちゃん少し投げやりになってない?」
もっと仲良くなれるなら私は何をしても構わないと思っているけどこれって投げやりなのかな?。
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